大岩山(758.3m)
参加者 L:川勝、杉本、大倉、松村、小沢
朝、肌寒い中亀岡駅を7時出発、四ツ谷・海老谷コースは今まで私が数回登っているので、今回は大野ダム肱谷、京都府立大学演習林入口で東より流入する沢から支尾根に取り付き海老谷から登ってくる道と合して、分水嶺を北東に頂上に立つ、昭和47年編集55年修正の5万分ノ1図を見ていると楽に立つことが出来そうだ。
だが、どっこい現実は演習林入口手前で左、東へ、沢が二分する所に車を止めて歩きだす、すぐに支尾根に取り付く道が・・・堰堤工事の為の林道で判別出来ない。沢を詰め分水嶺に立てばと、南へと沢沿いに堰堤が1ツ、2ツ、3ツ、4ツ、と越えて道も無くなり、水も涸れるが沢には砂防に使うネットがここかしこに引っ掛かり鉄砲水の恐ろしさがありありと伺える。強引に進む、またまた堰堤ジヤケツイバラを避けながら15mあろう堰堤の上に立つ、ここから上方200m位にガードレールが見える、広域林道だ、山を削りその土砂で谷を埋め沢の源流域は破滅している。幅2〜30mから100mと傾斜30度、5m登ると1mの犬走り、5m登ると1mの犬走りが17・8段見える、先ずは登らなければ、が、そこには土砂崩れのネットが張られているので滑る、先程の沢に散乱していたネットは、下のほうが土砂に持ち堪えられずにフッ飛んで流されて来たものだ。
気を取り直して自然林との間をソロソロと登る、林道に出る、大休止、バイクのけたたましい音、本人達は良いかもしれないが嫌になる、1台でも嫌なのに次から次に走ってくる、車止めがあってもマウンテンバイクは横を擦り抜け掻い潜って入ってくる処置なし。我々も林道を歩くが林道工事で破壊つくされ、分水嶺もわからない、送電鉄塔を捜し関電の巡視路をと捜すが無い、桧の植林されたきわにわずかに登り道、それを登り鹿よけネットをくぐり尾根筋に出るが、目の前の赤白の鉄塔が見えるが大岩小岩のアップダウンの繰り返し、おまけに雑木倒木と悪戦苦闘の末に鉄塔の下に着く、三角点まで数歩。
昼食をとる、ちょうど木陰で汗がひいて行く、男女7・8名の来客あり分水嶺を走破しているとの由、帰りは往路を林道まで引き返して、後は林道をテクテクと昔の……の登山道を捜しながら歩く、谷を大きく巻きこの先どこへ降りたつのやら、儘よ今日中には帰れるは、大野ダムに降りたら何んとか須麦谷だったら大変だ、神は見捨てず前方にステージァが見えてくる一番の近道だった、ぐるーと一巡りして来たのだった。
記:川勝 武
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亀岡駅 7:00 → 大野ダム・肱谷 9:00 → 三角点 12:10 → 出発 12:50 → 下山 14:30