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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


七月例会報告  7月5日(晴れ)

養 老 山 (665m)
 

参加者  L:川勝・上原・礒松・杉本・酒井・林・山中・ 梅井・川村・藤井ふ・(申し込み順)


 以前、五泉(いいずみ)町市志から秋に登った記憶があるので、今回は初夏の陽射しから逃れる為に北側、舞鶴市与保呂より登る計画を立てたが、参考にした京都交通局山岳部の『京都百山』が年期物で、与保呂の神社から水源地まで車で行き林道を谷川沿いに林道終点、小滝が多く険悪な谷でジグザグを繰り返して峠へ出る。東へ尾根筋を伐採された稜線は展望がよく北に舞鶴湾の絵のような風光や青葉山、南に中津灰山や長老ヶ岳の山浪が望まれる云々、が30年からの年月が過ぎ去っているので雑木が繁り自然に環っている、これは反対側から登り直して気付いたことである。

 
 水源地の駐車場に車を置き、猪避けの電柵の手入れをしにきた村びとに登山道を尋ねながら、「ここからは最近誰も登らんで、熊がうろうろしているので気を付けて行きや」と驚かされる。池の横手の林道を四方山話に花を咲かせながら南の方向に緩やかに登って行く、土砂崩れで林道が寸断されている所を乗り越えるとすぐに林道も無くなり杣道、獣道すら無く衆議一決「撤退」。


 府道・487、51 五泉町より市志川沿いに市之瀬・市志へ、村びとに養老山への登山道を尋ねるが要領をえず、集落一斉の草刈り中の一人より登山道を聞きようやく登山口へ、車を置き歩き出すが林道はまだまだ続く、やがて林道も終わり沢沿いの杣道、水量が1:1で分かれる辺りから杣道も無くなり、桧の植林された急な支尾根を直登、右側桧、左側雑木と変わりやがて雑木林に成ると上空に送電線が木の間越しに見えてくると尾根だ、尾根道は、関電の巡視路になっているのでよく手入れされて歩きよい。右、北東へ尾根道を三角点へ、山頂も標示が無かったら通り過ぎてしまう様な平凡な頂きだ、東西南北、眺望は雑木に阻まれて落葉期以外はダメ、自然に還りつつある京都百山だ、往路を帰る。


 記 : 川勝