八ヶ峰(800.1m) 美山町知見
形式:ピストン登山 参加者 L:國府、名倉、梅井、上原、礒松
皆さん、今年の冬は例年になく雪がよく降りますね、美山方面は別世界の雪景色でした。
今回の山行は美山町知見にある主峰で八ヶ峰に登りました。八ヶ峰の山名については「山頂より一望すれば八ヶ国(山城、近江、越前、加賀、能登、丹後、丹波、若狭)を見渡すことが出来る云々」とあります。又、今回主流となるコースに登り口より若丹尾根上にある知井坂峠があります。昔「丹波と若狭との国境上下の峠坂にて大戦闘があり流血坂路となり、よって知井坂と称し云々」とあります。
さて、本題に移りましょう。登り口は笠谷橋を渡ったところにあります。出発9時50分でした。スノーシュー組が先頭を歩き、積雪は約100cm以上はあったと思います。気合を入れてマーキングを付けながらの歩きも、すでにこの道は何日か前に歩かれた様子で足跡がついていた。我々は僅かに残る足跡を歩くことにした。
今回、私は久々の雪山歩きで雪の感触を味わってみたいと楽しみにしていた。程なく八ヶ峰スキー場跡につき小休止をとる。この場所、当時を偲ぶものは何も無く地形的にスキー場らしき感じが残るぐらいで、時の流れを感じる所だろう。
雪の無い時のコースは、スキー場跡より尾根をトラバース気味に緩やかな坂道が知井坂峠まで続いておりますが、今回は積雪が多い為に稜線上を歩くことにする。雑木の間を縫うように歩を進め685mのコブを過ぎて間もなく少し下った所に若丹尾根上にある知井坂峠に出合う。
これより右手に若丹尾根上を山頂に向って進む、緩やかに登る坂道に横切る道はない、程なく前方に関電の送電線鉄塔が見え出し鉄塔を過ぎたあたりより尾根幅も広くなり雪質も硬く締まり所々に雪庇も見え風雪の強さを感じる。山頂間近になり空がどんよりと曇り始め遠くは見えず雪でも降っているのだろうか・・・?間もなく山頂に着くころだが、この辺は大小の松の木が点在しているところで雪に埋まり頭を出している、それを縫うがごとく一気にかけ登り、全員が12時50分山頂に着くも、突然の粉雪の洗礼を浴びる。山頂は小広い場所で山名、標柱も頭だけが少し見えている。我々は展望の無い薄暗い山頂で弁当を立ち食い状態で済まし、そそくさと山頂を後にした。
そして、その数分後には天気も回復の一途で晴れ間も見え出し、此れ幸いとOne Shot一枚を撮りゆっくりと雪の感触を味わいつつ下るも、下界近くなる程にベタ付く雪に足もくたびれてくる頃、笠谷橋に着いた14時40分であった。 メンバーの方々お疲れ様でした。
記:國府
コースタイム
JR亀岡駅(出)8:00 → 知見(笠谷橋)(着)9:20 (出)9:50 → 山頂(着)12:50 (出)13:15
→ 下山(笠谷橋)(着)14:40 (出)15:00 → 亀岡(着)16:00 (※途中小休憩5回含む)