堂 満 岳(1057m)
参加者 L:礒松、川村、湯浅、石橋、杉本、小沢、林、山中
今日は黄砂が日差しを遮る中シャクナゲの群落と荒々しい岩峰で知られ男性的な山として人気の高い堂満岳を登った。毎年この時期は満開のシャクナゲが見られるが、今年はまだ固い蕾のままで花の気配はなかった。恐らくこの冬の寒さが影響して開花が遅れているのだと思われる。
イン谷口 → 正面谷 → 青ガレ → 金糞峠 → 堂満岳 → 東稜尾根 → イン谷口
午前7時参加者全員が揃ったところでJR亀岡駅を車2台に分乗して出発し、8時50分イン谷口に到着。比良管理事務所横の空地に駐車した。
さっそく登山準備を済ませて9時正面谷を青ガレに向けて出発。芽吹き始めた木々の新緑に癒されながら緩やかな道を進んで9時20分ダケ道と合流する大山口で小憩した。ここから本格的な登山道となって勾配が徐々にきつくなった。正面谷川に架かる堰堤を2つ越え、左に堂満岳ルンゼを見ながら快調に登り続けて途中9時50分に2回目の休憩を取り青ガレの取り付き点に着いた。 青ガレは大小さまざまな岩が重なり合っていつ崩れても不思議でないガレ場登りの印象が非常に強かったが、久しぶりの青ガレは大岩の数が少なく特に危険なガレ場ではなくなっていたのに驚いた。長年に亘る相次ぐ雪崩で主な大岩は全て下流へと押し流されたのであろう。それでも慎重に登って青ガレ上部に出た。ここからの金糞峠に至る道も昔に比べて大きく荒れ、雪崩による崩落の爪跡があちこちに見られた。道は昔と変わる事のないきつい傾斜の登りが続いて10時54分金糞峠(乗越)に到着した。晴れていれば峠からは琵琶湖の眺めが素晴らしいのだが今日は黄砂の影響で霞んで見えず残念だった。暫く休んで頂上に向けて出発した。頂上に続く尾根は本来ならばシャクナゲのトンネルが続くはずだが冒頭に述べた通りまだまだ蕾はかたかった。12時15分大勢の登山者で賑わう堂満岳頂上(1,057m)に着き昼食を兼ねて大休憩した。山頂からは雪が残る蓬莱山は見えたが琵琶湖方面は黄砂で霞みよく見えなかった。
下山は東稜尾根を下る事にして12時45分出発。滑り易くて急峻な斜面下りが暫く続き木や枝を掴みながら慎重に下って1時45分杉林の平坦地で一旦小憩したあとは緩やかだが長い道下りノタノホリを通過し2時30分イン谷口まで戻り下山完了。後は駐車場に帰り着き本日の堂満岳登山は無事終了した。
参加者の皆様お疲れ様でした!! 記:礒松