本文へスキップ
亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


5月例会・報告  平成24年5月20日  天気:晴れ

三岳山(793m)、小金ヶ岳(725m)
 

参加者  L:石橋 名倉 國府 高橋 杉本 林


 今回は多岐アルプスと言われています、三岳、小金ヶ岳の周遊コースを計画しました。 篠山の火打岩地区のバス停付近に車2台を止め、出発。民家の間の標識を見ながら登山口へ、天気も良く山開きした後なので登山客も多く思ったより賑わっていました。登山口の扉を開けるといきなり階段道で始まり、近畿自然歩道で見かけるおなじみの標識があり三岳頂上まで2.8kmとある。

 
 しばらく歩きやすい道が続き、鳥居堂跡で水分補給後しばらくすると左手に「クリンソウ群生地」の看板があり沢まで下れば「発見!クリンソウ日本一の群生地」の旗印があり、そこは山ガールで混雑していました。しばらく群生地で花を眺め、クリンソウから近道を登って大岳寺跡に到着。山岳仏教が盛んであった15世紀、吉野大峰山との覇権争いに敗れ、焼失したとのこと。ここから急登道となりしばらくして岩塊の道をつづらに登っていくと、左に展望岩があった展望岩から六甲連山の山並み、白髪岳、松尾山が見えたそうです(後から文献で)展望岩を過ぎて尾根道からは小金ヶ岳頂上が見えるようになってきた。再び植林地になり東屋が見え、まもなく左に三岳頂上到着。中央に方位座があり、多少樹木で視界をさえぎっているが眺望は良好、ここで昼食。


 昼食後、尾根道を引き返し大たわに進むと階段が続き、しばらくすると大たわの広場に到着トイレ休憩して向かい側の小金ヶ岳の登山道に入り植林地を過ぎると、アルプスの名の通り岩峰が続く。クサリ場が数個有り、三岳と全く違う山で、途中山ガールグループに抜かれ、抜きつつ楽しんでいるともう小金ケ岳の頂上に着きました。 ここも方位座があり視界も良く、軽い休憩後南側の小金口方向へ下る。登りと違って下りはクサリ場が殆んどなく、わかりにくいルートもあったが福泉時寺跡まで一気に下山。福泉寺跡からは沢沿いの道で沢を何度も左右に渡り、植林地を下る。途中倒木や悪路もありましたが30分すると緩やかになり車道に出て10分すると火打岩の駐車場へ到着。


 三岳は整備が行き届き1人でも登れそうな山ですが、小金ヶ岳は岩場のある変化の多い登りで、下山は看板、倒木等整備がイマイチでした。1日で2つの違う山が楽しめ、天気にも恵まれ、気持ちのいい汗をかきました。

記 : 石橋

<<コースタイム>>
篠山火打ち岩バス停駐車場9:10 → 出発9:20 → 鳥居堂跡10:10 → クリンソウ群生10:20
→ 三岳頂上11:05 → 昼食 → 出発11:35 → 大たわ12:10 → 小金ヶ岳頂上13:00 →
頂上出発13:20 → 福泉寺跡13:35 → 小金ヶ口着14:15 → 駐車場14:25