本文へスキップ
亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


6月例会・報告 平成24年6月17日(日)曇りのち晴れ

蠑螺ヶ岳(685.5m)・・・→西方ヶ岳(764.1m)
 

リーダー 礒松 博司 参加者(会員)梅井 川村 上原 (会友)小沢、山中

 今日は昨日から降出した雨が未明に上り、天気予報でも今日は雨は降らない予報が出た事で、予定通り福井県敦賀半島の北にあって頂上から敦賀湾が一望の、敦賀三山(西方ヶ岳・野坂岳・岩篭山)の内西方ヶ岳から尾根伝いに縦走できる海抜0mから標高分近くを登る三等三角点の山「蠑螺ヶ岳」に登った。但し、出発時刻が遅かった為「西方ヶ岳」へのピストンは取止めた。

 
 午前6時30分参加者全員が揃った所でJR亀岡駅を車2台で出発した。国道9号線で京都市内を抜け大津の藤尾南ICから国道161号線(湖西道路)を北上して湖西道路終点で県道322号線・旧国道161号線(西近江道路)を走って白鬚神社を通り、福井県疋田から国道8号線を進み、懐かしい岩篭山の登山口がある市場を通り過ぎ新しいバイパスを走って坂ノ下トンネルを抜け、坂田下ICから国道27号線(丹後街道)を西へ進んで若菜交差点を右に折れて県道142号線(松島若菜線)を北上して松島町交差点を左に折れて県道33号線(佐田竹波敦賀線=敦賀半島横断道路)を敦賀湾に面して1万本の松が立並ぶ日本三大松原の一つである気比の松原を見ながら走り、コンビニ(ファミリーマート)からは敦賀半島沿いをそのまま進んで県道33号線で北上し、縄間からは県道141号線(竹波立石縄間線)を北へ進んで「蠑螺ヶ岳」登山口がある浦底9時20分に到着し、さっそく車を生コン工場裏の私道に停めてさっそく登山準備を終えて9時30分出発した。敦賀原子力発電所を擁する日本電源開発「明神寮」横に登山口案内板があって、200m程進むと「蠑螺ヶ岳」登山口が頂上まで3kmの標識と共にあった。


 谷沿いの道は登り始めから花崗岩屑混じりの粘土質の赤土で未明まで降った雨で極めて滑り易い上に高度が増すとともに急坂となって道は雨水等で深く掘り込まれ、きつい段差となってきた。その分危険個所にはロープが取付けてあった。風がない曇った空で、ガスが深く深く垂れ込め蒸し暑かった。10時10分少憩した後も登り続けていると10時40分頃雨がパラついて来たのでザックにカバーを付けたがカッパを着るほどではなかった。降り出した雨は早々に止み10時50分長命水に着きここからは素晴らしい景色のはずの尾根歩きであったが、ガスに巻かれて殆ど見えなかった。それでも木々の間から敦賀湾が見え水島展望台ではガスを透して眼下に明神崎から敦賀湾に浮かぶ周りを透明な海に囲まれ、海水の色とのコラボレーションが見事な白砂が美しい水島が、又、湾の奥には敦賀原子力発電所があった。


 道はやがて急登となって頂上に近づくに連れてブナが目立つようになり、更に多くの剥き出しの巨岩が現れ岩の間や岩を乗り越えながらの道が続き11時40分漸く三等三角点が埋っている頂上(685.5m)に着いた。

巨岩に囲まれた狭い山頂は晴れていれば360度の展望が楽しめるはずだが、ガスに囲まれた今日は残念ながら眺望は楽しめなかった。又、山頂表示板には西方ヶ岳まで1.8kmと記されていたが、展望が今一つで出発も遅かった事もあってここで昼食を摂って午後12時10分往路を引返し1時35分登山口まで下り、1時50分車まで戻り着いて本日の山行は無事終了した。 残念ながら天候には恵まれなかったが、それでも十分楽しめた山行であった。

参加者の皆様今日はお疲れさまでした!!。 機会があれば天気の良い日に西方ヶ岳を縦走しましょう。

記 : 礒松