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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


亀岡山岳会6月例会 平成25年6月16日(日)晴れ

御池岳(1,247m)
 

リーダー:礒松 博司 参加者:梅井 川村 大伴 小沢 山中


 今日は滋賀県東近江市と三重県いなべ市との県境にあってカルスト地形の高原状で直下にはいくつもの池が点在する鈴鹿山系最高峰御池岳(丸山)に近江側の国道306号線鞍峠トンネル駐車場から登った。 午前6時30分参加者全員が揃ったところでJR亀岡駅を車2台で出発。京都縦貫自動車道・京滋バイパス・名神高速道路・R306と走って鞍掛トンネル手前近江側駐車場に8時20分到着した。計画では三重県側コグルミ谷登山口から登る予定だったが、昨年の集中豪雨で道路の一部が崩壊してトンネルが通行止めになっているので止む無く近江側から鈴北峠経由で登ることにした。

 
 8時40分登山準備を終えて湿気を含んで蒸暑い植林杉の中、頭をもたげ今にも獲物に飛びかかろうとして激しく体を左右に揺らしている多数の蛭を跨ぎながらジグザグの道を暫く登り続けて三国岳からの道が合流している鞍掛峠に9時2分に着いた。祠がある峠は涼しい風が吹いていた。雑木林の尾根を南へ登り高圧線鉄塔を過ぎると笹枯れの草原に出た。ふと気が付くと何時の間にか蛭はいなくなっていた。ウツギのピンクの花に元気づけられ、目の前に鈴北岳を見ながら直登の急斜面を登って10時6分広い草原の頂上(1,182m)に着いた。山頂からの展望は360度で鞍掛橋から上がっている道との合流点でもあった。


 鈴北岳から少し下ると苔むした岩や草の台地が広がりまさに日本的な庭を思わせる日本庭園があり「真野谷・丸山」の古びた木の道標に従って左へ進み、花の時期には早いが蕾を付けたコバイケ草の群落帯を登り続けてカレンフェルトが積み重なったカルスト地形が広がっている御池岳(別名:丸山)頂上(1,247m)に着いた(10時55分)。


 山頂には三角点は見当たらなかったが、山名を記してある木柱が立っていた。展望はいまひとつだったがそれでも多くの人が休んでいた。我々も昼食を摂って11時25分往路を下って午後1時24分駐車場まで戻り本日の御池岳登山は無事終了した。

記:礒松