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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告

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亀岡山岳会7月例会  2016(平成28)年7月10日(日)晴れ

伊吹山(1377.3m)
 

リーダー:礒松 博司
参加者
川村 純   秋山 治義
梅井 俊治   吉田 貞美
名倉 治之    藤井 ふみ江
上原 幸一   小沢和子
石橋 良治   山中豊子


 今日は滋賀県(米原市)と岐阜県の境に位置する山で約280種の薬草があって今でも各種医薬品に使用されている。又、山岳信仰に結び付き「日本武尊」伝説が今でも語られている神秘的な山。三角点が米原市にある事で滋賀県最高峰の伊吹山(1377.3m)に5コースある中で最もポピュラーで一般的かつファミリー向けで迷うことのない表登山道で米原市上野にある三之宮神社横の登山口(標高220m)からピストンした。(コースに関しては山岳会らしいコースを探したが、時間切れで見付らず今回の平凡なコースを選ばざるを得なかった)

 
 午前6時30分現地で合流する秋山さんを除いた10名が亀岡を車で出発し、8時25分表登山道入り口近くの駐車場に500円払って車を停めた。大勢の登山者に交って入山料300円払い8時50分登り口で秋山さんと合流。
  
揃った全員で1合目を目指して樹林帯を進む。足場はゴツゴツして歩きにくいが緩やかな傾斜が続く。9時17分一気に展望が開けると1合目だった。次第にきつくなってきた陽射を背中に浴びながらスキー場跡の急なゲレンデを登り続けて2合目を通過。陽射は更にきつくなってきた日影のない道を時々吹く涼風を心地よく感じながら登り続け、途中休憩所とトイレがある3合目で小憩した後も急斜面を登り、10時35分標高800mの4合目を過ぎるとゴツゴツしたガレ場の木々に囲まれた道に変わり10分程登ると大勢の人が休んでいる休憩所と飲料水の自動販売機がある5合目広場に出た。後で知ったことだが5合目は弥高・上平寺尾根からのコースとの合流点らしい。ここからが山頂を見ながらの木陰のない本格的な登山道が始まり長い九十九折の道が続き6合目手前の石造りの避難小屋前を通り時々振向いて素晴らしい景色を眺めながら進んで11時45分7合目で小憩の後も8合目に向けて登っているとはるか上方山腹の岩に小さな祠らしいものが見えた。「行導岩」だった。多くの人達が休んでいる8合目の茶屋跡を通り過ぎて最後の急坂を登って伊吹山頂遊歩道に着くとドライブウェイ利用の観光客と合流する為人が倍増。観光客の間を縫うように進んで午後12時45分「日本武尊」の石像が一段高く祀ってある頂上(1377.3m)に到着した。



      
 山頂は広く暑い上に登山者よりも多いドライブウェイから上がってくる観光客でごった返している中で昼食を摂った後、山頂遊歩道を周回していると道傍の測候所横に一等三角点が埋まっていた。

ただ残念だったのは山頂に興醒めする茶屋が軒を接するようにあったことである。
1時30分眼下に米原市の集落を眺めながら往路を下り4時25分登山口まで下り着き本日の伊吹山登山は無事終了した。

道は迷う所はなく、景色は良く適度に涼しい風が吹いていた。真夏のカンカン照りの時は陽射を遮る所がないので水分を適度に持参し、水分補給をしっかり摂る必要がある。


 相変わらず我々を含めてシニア軍団が幅を利かせていたが若い人達も結構多く登っており頼もしい限りだった。