本文へスキップ
亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


8月例会報告 平成28年8月7日 天気:晴れ 気温:37.1℃

夜叉ヶ池:(1100m)     写真集を見る
 

参加者  L:石橋 梅井 川村 上原 秋山
大伴 吉田 小沢 山中 守山


 夜叉ヶ池は福井県南越前町にある池、岐阜県揖斐川町との境界付近に位置しています。
ブナの原生林に囲まれ、満々と水をたたえ、昔から雨乞いの池、また伝説の池として知られている幽玄な池です。毎日真夏の日照りが続く中、亀岡駅6時30分、車2台10名で出発、篠ICより途中黒丸SAにて休憩、福井今庄ICにて高速を降り、365号線から広野ダムを過ぎて登山口駐車場に着いたのが9時10分でした。

 

 
 駐車場に着き車から降りると、美しい自然に囲まれ、カツラの巨木(樹齢400年)に出迎えてもらい、マイナスイオンをたっぷり吸える気持ちの良い駐車場でした。(トイレ有り、車は約6台程止まっていました)登山準備を済ませ、9時25分に出発、鳥居の下をくぐって橋を渡り、川沿いを左に進むとスギ林、ブナ林の中の登り道となり、登山道は川沿いの絶壁を削ったような所を進み、しばらくすると左手に夜叉滝が見えてきました。
 
夜叉滝の横を通って少し進むと第一の木橋(以前は丸太橋)があり、橋を渡った所のすぐ右手にあるのが、池までの2000mの道標でした。しばらく歩くと第二の木橋があり、橋を渡った先の右手上方に樹齢400年と言われる大きな栃の木があり、水呑み飲み場となっているところで休憩する予定でしたが、見逃してしまい、池まで1500m付近の所で休憩をとりました。暑さと湿気で汗が噴き出て水分補給をしっかりとって、再び斜面をジグザグに尾根を目指して登りはじめました。

 
 尾根道を過ぎると、また急登になり、特に池まで1000mから500mは疲れがピークに感じました。途中2回水分補給をして、いよいよ最後の200mの道標で急登は終わり、木道をしばらく歩きますと(大日岳思い出す)目の前に夜叉ヶ池が現れました。天気も良く下界のように暑くなく、三角点はなく池ですが、登頂感にひたりました。
 


 夜叉ヶ池は、夜叉ゲンゴロウが生息し、貴重種として保護され、捕まえたりすると処罰されるようです。林野庁の職員の人が巡視、観察されていました。(昼食に麺類は持って行かないように)池の正面の木床はそんなに広くなく、すでに2グループがおり、11時30分ここで昼食、休憩にしました。職員の人の話によると、紅葉シーズンになると、木床に座って昼食なんか出来ないらしいです。


 
 休憩後、池を正面に右手に見えるのが夜叉ヶ池山で、池を右回りに半周して県境の尾根に出て、右側を少し登れば、夜叉ヶ池全体の景色が見れて感激しました。(池の形はハマグリの形に似ている)記念写真を撮り後、12時35分に下山開始し、駐車場に14時15分に無事到着しました。

 
 今回は1100mという平凡な高さでしたが、急登と暑さの中で思いのほかしんどくて、無事下山出来た事はリーダーとしてほっとしています。参加者の皆さん暑い中、水分補給のタイミングの悪さの中、大変お疲れさまでした。
 参考までに8月7日の気温 京都37.1℃ 福井36.2℃でした。

<<コースタイム>>
  亀岡駅6:30→黒丸SA、今庄IC8:40→登山口駐車場(トイレ有)9:10→
  出発9:25→休憩(池まで1500m付近)10:10→休憩(1000m付近)10:40→
  休憩(500m付近)11:15→夜叉ヶ池11:30→昼食・休憩12:15→
  池向い側・岐阜分岐側12:25→下山12:35→駐車場着14:15
  帰路出発14:35→今庄IC、舞鶴自動車道、小浜西IC→亀岡へ
記:石橋