武奈ヶ岳 (1214.4m)
参加者 L:川村、梅井、上原、礒松、秋山、八木、岡本、藤井(8名)
天気予報では晴れ。それを信じワクワクで車を走らす。坊村に近づくにつれてあちらこちらに雪が現れはじめるが、自動車道には雪はなく快適な走りで7時40分頃に坊村に着く。
坊村の広い駐車場には雪はないのだが、駐車場の端には積み上げた雪があり去年とは大違い。今年は人もちらほら車も多い。服装を整えて8時に出発する。トイレの近くに登山届のポストがあると思ったのだがないので、仕方がないので登り口までいくことにする。途中、伊藤新道に行く道の出合いに黄色の登山届ポストを見つけ登山届を入れる。そこから離れて少し歩いて行くと、武奈ヶ岳の登り口になる。
御殿山コースの登りは、はじめから急登でゆっくり登っているのだが息が切れる。雪があちこちに残り、30分ぐらい登ると道にも雪が積もり歩きづらい。雪が解けて道はドロドロで登山靴は泥だらけである。御殿山コースの一番の急坂では、雪が少なくまた道もあるのかないのか分からないほどグチャグチャで、一つ間違うと下まで落ちてしまう。 とにかく歩きやすい斜面を選び登る。下山はこの道は無理なので、登り切ったところに坊村に行く真新しい道標があったので下山はその道を使うことにする。 この急坂で時間をだいぶ使ってしまい、夏道と冬道との分かれまで2時間ほどかかってしまう。12時までに御殿山山頂に着くことができなければ、武奈ヶ岳山頂は無理と考え御殿山で引き返えそうと考える。その後雪の量も増え歩きにくかったが11時20分ごろに御殿山山頂に着く。 小休憩を取りたかったが時間がないので一気にワサビ峠まで行く。峠の道標は、雪で埋もれて確認ができなかったが、休憩を取り山頂に向けて歩き始める。峠でアイゼンを付けたので歩きやすく12時に武奈ヶ岳の頂上に着く。
小休憩の後12時10分下山を始める。すれ違う人が多くなる。単独、高校生の団体などいろいろで活気があり、また晴れた空は遠く山々がはっきり見渡せ爽快な気分である。ワサビ峠で少し見える峠の道標を確認し、御殿山の急登をヒイヒイ言いながら登り終える。12時45分。
そこでは昼食を取らないで少し下って風の来ない平地で遅い昼食を取る。雪を均してクッションと雨具を下に敷き腰を下ろす。短い時間で昼食を済まし下り始める。雪も腐り足が取られて歩きにくく滑って尻もちを付くことが多くなり体力が消耗する。例の急坂を避けて道標に従って下り始める。足跡もはっきりしているが雪が多く歩きづらい。急登を下るよりはまだましだが疲れる。数分下ってから左にトラバスする道にかわり、その後御殿山コースの道に合流する。アイゼンを外し泥だらけの道を下り、3時12分に登山口に帰る。
記:川村