芦生源流探訪と「杉尾峠」を目指す。
参加者 L:八木、梅井、石橋、上原、上原(し)、杉本、大伴、秋山、 吉田、岡本、藤井、山中、守山、小沢(計14名、車4台)
8月6日(日)迷走台風(5号)を気にしていたが、速度の遅いのがむしろ幸いで、予定通り出掛ける事が出来た。芦生と言うだけで心配する人が居ると思い何人かの人に状況を知らせたところ希望者が一気に増えて最初の8名が14名になり、提案をした立場としては嬉しい限り。目的地が遠いので6時30分の出発。京都市内から大原経由で梅の木から細い道を走り生杉の車止めまで走る。入山届を出して9時05分に地蔵峠を目指して出発。 9時32分に地蔵峠に到着、水分補給の後出発。ここで「大変な事が起こった」演習林の管理人と出会い、事前の許可を受けて居ない人の入山は認める事は出来ないとの事。一瞬頭が「真っ白」になった。
(地蔵峠にある入林禁止のゲート) 別な山への変更も考えつつ、落ち着こうと決めた。相手の気分を害さないように知らなかったことをお詫びして今日は入山を認めてほしいと頼んだところ、入山を許してもらうことができた、「ヤレヤレ」ほっとした。 10時に由良川に出会う。以前は橋が有ったのだが大水で流されたのだろう、適当に浅瀬を渡ることになる。幸いドボンをする人も無く無事に渡り終えた。 ここからは危険な場所も殆どなくて歩くごとに芦生の雰囲気が感じられる場所となり、広々とした空間にどっしりとした巨木が数百年の生きた証を教えてくれている気がした。 (岩谷付近の休憩場所) 多くの「名前が付いた」支流(谷)が交わるのを数えながらワイワイ賑やかに話をしながら爽やかな風を感じながら疲れを感じる事も無く歩いている。 気が付けばいつの間にか、あんなにも広かった谷が狭く成って来たことに気が付く。更に谷が狭くなって勾配がきつくなると杉尾坂である。 (青空に新緑が美しい杉尾坂) (由良川源流、最初の一滴がしみだしているところ) 由良川もこの辺りでは「溝」と言えるほどになっていた、杉尾坂を登り詰めて行くと由良川の誕生の場所に着いた。沢山有名な河は有るが、ここのように誕生の場所を見られる川は珍しいように思います。
ここから200メートル程登った尾根が目的地の「杉尾峠」です。予定より早く11時半に到着、さわやかな風を受けながら弁当を食べる。 出発の前に全員で「杉尾峠」の看板の前で記念撮影。 さらに先程の川の誕生場所で記念撮影を、同じルートを戻る事にして休憩を時々入れながら賑やかな歩きである。 芦生の森を満喫して、14時に朝の地蔵峠に到着。入山許可を頂いた事に感謝して、林道を駐車場へ。
駐車場には14時半頃到着。帰りは京都市内の混雑(渋滞)の事を考えて、道は狭く悪いが京北町経由で帰ることにした。無事に帰ることが出来ました。大変お疲れ様でした。
報告書作成 八木 敏光