蓼科山(2530m)北横岳(2480m)
参加者 L:上原、梅井、川村、名倉、石橋、秋山、八木、岡本、吉田、藤井
当初は6時10分出発の予定であったが、秋は山小屋に出来るだけ早く着きたいと言う事で出発時刻を早め、5時30分亀岡を出発した。 参加者は10名、いつもなら3台の車で行くところ、今回は石橋さんのご家族が利用されているワゴン車が借りられたお陰で、2台の車でにぎやかに行く事が出来た。(感謝!感謝!) 亀岡は秋の霧が出ていたが、途中から前日までの天気が嘘のように晴れ(明日も晴れの予報)夏山合宿同様天気に恵まれた山行になりそうだ。 篠ICから、名神高速道路、中央自動車道を走り、途中3回ドライバーチェンジをしながら、諏訪ICを出て登山口の女乃神茶屋登山口に10時40分到着。 今回の登山コースは、1日目:女乃神茶屋登山口→蓼科山→蓼科山荘(泊) 2日目:蓼科山荘→亀甲池→北横岳→坪庭→北横岳ロープウェイ利用で下山とした。 したがって、下山予定の北横岳ロープウェイ駐車場に1台は駐車させて、もう1台は女乃神茶屋登山口に戻り駐車、登山準備をして11時10分出発した。
熊笹とカラマツ林の中を歩く快適な登山道、所々前日の雨で水たまりや大きな石が有り段差の大きなところがあるが、天気も良く気持ちの良い登山道が続く。高度を上げていくと植生が変わり、ダケカンバやシラビソの樹林の中を登って行くと、標高2113m地点に12時35分到着。ここで各自しっかり行動食を食べゆっくり休憩した。 標高2113m地点を12時50分出発、しばらくは緩やかな登りが続き、赤や黄色に色付き始めた紅葉の木々が美しい。標高2200m付近から急斜面が続く登りになる。 立ち枯れの木が青空に映えて美しく、振り返れば裾野を大きく広げた八ヶ岳や南アルプスが見え、疲れを忘れさせてくれる。 森林限界を超えたあたりからは道らしいものはなくなり、岩石に書いてある矢印を頼りに登るが、大きな岩がゴロゴロしているので、一歩が大きくなり疲れる、14時50分蓼科山山頂に到着。 山頂は風が強く非常に寒かったが、間近に八ヶ岳連峰、彼方に南・中央・北アルプスの山並みを望み、眼下に白樺湖、女神湖の眺望に登ってきた苦労が報われた思いがする。 本日の宿泊予定、将軍平にある蓼科山荘に向け下山、15時35分に無事蓼科山荘到着。山荘に入るとホットレモンティーおもてなしを受け、嬉しくホットした。
今日の宿泊客は我々10人の他は2人、大部屋に我々だけが入る事になり、広々とゆったりと有難かった、落ち着くとまずは、ビール(一部の人は挽き立てコーヒー)で乾杯、生ビールを追加する人もあり至福のひと時を過ごした。更に、お許しを得て八木さんのハーモニカ演奏が始まり、山荘のご主人、若女将、同宿の皆さんも一緒に大合唱で盛り上がった。(お騒がせしました) 翌朝、5時半頃山荘から少し下った所でご来光を見る事が出来た。反対側の蓼科山山頂を赤く染めたモルゲンロートも見る事が出来、素晴らしい一日の始まりだ!! 朝食を済ませ、お弁当を頂き6時50分山荘を天祥寺原に向け出発。正面に北横岳の山容を見ながら、大小の石がゴロゴロした斜面を慎重に下る。 途中からはダケカンバやシラビソの樹林の中を下って行くと、8時23分天祥寺原に到着。 ここからは緩やかな登りに変わる、北八ヶ岳特有の苔むした岩と倒れた木が重なり合い、まさに北八ッの森の景色である。
開けた所に亀甲池が現れ、8時45分に到着休憩とした。 さて、ここからが本日のメイン北横岳への急登になる。苔むした大きな岩と木の根が張り出した急斜面を登る事2時間、北横岳の主峰(北峰)に10時40分到着した。 振り返ると昨日登った、どっしりと円錐形の諏訪富士と呼ばれる蓼科山が圧倒的な姿を見せている。 その遠く左に北アルプスの槍ヶ岳、穂高連峰、更に乗鞍岳に御岳、中央アルプスから南アルプス、南八ヶ岳と日本を代表する山々が一望する事が出来、感動した。 (写真をクリックすると大きなサイズで見られます。) 双耳峰のもう一つの頂、南峰で景色を楽しみながら弁当を頂く事にした。北横岳は土曜日でもありロープウェイからの登山客もあり、お子様も含め賑わい、昨日までの静かな登山とは違い大賑わいの山頂でした。 11時15分北横岳(南峰)出発、北横岳ヒュッテの横を通り、坪庭を経て12時10分ロープウェイ山頂駅に到着、12時20分発のロープウェイに乗り、無事下山する事が出来ました。 女乃神茶屋登山口に止めてある車を取りに行き、「塩壺の湯」へ直行、温泉で一汗流して気持ち良く帰路に、ほぼ予定通り亀岡に19時到着しました。 皆さん、お天気にも恵まれ最高の山行、お疲れ様でした。
記:上原