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亀岡山岳会(KAC) 
春 山 合 宿 報 告


例会(春山合宿)報告 2019年5月11〜12日(土・日) 天候:晴れ

御来屋漁港・桝水高原・・・1日目
大山「弥山」(1709m)・・・2日目

 

参加者 L:大伴、川村、名倉、秋山、八木、岡本、児島、
守山、青山、吉田、藤井、山中、西澤 ・・・13名


 今回の大山登山計画は3月の総会時に決定しており、例年の春山合宿では2山を登るのが通例ではあったが、大山と他の山1つは厳しいとの判断から1日目を周辺観光で体力を温存し、2日目に大山登山の計画とした。
■ 1日目(5月11日)
亀岡駅北口を3台の車に分乗し7時に出発した。高速道路は距離ならびに高速料金が有利な「箕面とどろみIC」から入り新名神高速道路・中国自動車道・米子自動車道・山陰自動車と車を進めた。途中加西SAと上野PAでトイレ休憩を入れ「名和IC」で高速道路を降り、最初の目的地である御来屋漁港へと向かった。御来屋漁港には計画していた11時過ぎに到着。
 「御来屋漁港」

御来屋漁港で記念撮影

「御来屋漁港の食堂」

□御来屋漁港は小さい港町でここのお勧めは鮮魚売り場の2階にある恵比寿食堂の海鮮ものが評判で全員がみやび御膳を食した。・・・大満足
我々が食事が終わり出る時には行列ができ、食したみやび御膳は完売となっていた。・・・次の目的地の桝水高原へと向かう。
「桝水高原へ向かう途中の大山」

大山をバックにスクラムandウエーブ

  「桝水高原天空リフト」
  「桝水高原からの眺望」

□大山が望める撮影ポイントで2回車を止め撮影し予定通り、13時頃到着した。到着後、全員が天空リフトに乗り、大山から日本海へと続く雄大なフィールドを一望することが出来た。・・・1日目の観光は終了し宿へと向かう。

  「宿の夕食・一人鍋組」
  「宿の夕食・ジンギスカン組」

 □宿(大山館)には15時ごろに到着し荷物を置き、宿の隣がアウトドアショプもあり皆さんお買い物を楽しまれた。宿に戻り汗を流し、18時の夕食が待たれないか部屋で第一ラウンドの懇親会が始まった。18時からは夕食で楽しい食事会となった。また、食事内容についても満足し部屋に戻り第二ラウンドの懇親会を行い1日目の終演とした。・・・21時に床ににつき1日目を終えた。

■ 2日目(5月12日)
今日は、いよいよ楽しみしていた大山登山で天候も終日晴れとの情報で心配ごとが消えた。また、全員が体調も良くあとは事故とケガに注意が必要。また、13名の登山となることから3班構成とした。
なお、暑さが予想されることから当初の予定より1時間早め7時30分の登山開始とした。・・・登山届提出。
「登山前のミーティング」

班構成とルートならびに注意点のお願い

「3班これより登山開始」

新緑と山吹が美しい登山道の始まり

「1班六合目に到着:スタートから1時間45分」

1班はやはり健脚ぞろい

「2班七合目付近:スタートから2時間15分時点」

2班はまだ多少の余力がありそう(まだまだ厳しい登りがつづく)

「3班頂上目前:スタートから3時間50分」

間もなく頂上に到着(このメンバーで無事全員頂上に到着)

「1〜3班頂上に到着」

頂上で記念撮影(お疲れ様でした)

「1〜3班頂上で昼食後のひととき」

頂上でのひとときと下山準備

□頂上でひとときの休息となった。12時下山の指示をする。なお、情報ですが頂上の後ろ側の斜面が崩落の恐れがあるため位置移動ならびに避難小屋も老朽化で建て替えをされるとの情報を得る。
「下山から1時間30分時点」

大山の美しい稜線を望む

「下山で癒してくれる花々」
 

癒してくれる花々ですが花の名前わからず

「美しい新緑のブナ林」

このブナ林と木道を通過するとまもなく河原へ

「1班河原へ到着:下山から1時間50分時点」

河原から大山全景を望む

「2班・3班大神山神社に到着」

2班大神山神社で記念撮影まもなくゴールへ


 □大山頂上(弥山)を12時に下山し14時45分全員無事下山することが出来た。なお、補足ですが5合目分れから行者コースで下山した。皆さんお疲れ様でした。・・・下山後下山届けを提出した。
□1〜3班でのコース時間はことなるが、1班で登り2時間50分、2班で3時間15分、3班で3時間50分下山は各班多少は異なるが2時間40分の結果となった。
■大山登山の記録
大山は中国地方を大表する山で広大な裾野を広げる標高1700mあまりの火山で形状から伯耆富士呼ばれている山です。登山口から高低差1000mたらずを目指が、我々はユートピアコースは危険とのことで夏山登山コースを登ることにした。宿の前でミーティングを行い3班に分かれ登山口へと向かう。
 登山口まで5分と有難い。いよいよ登山開始(7時30分)で歩き始めると石段脇に山吹ならびにシャガが咲き比較的登りやすいかと思ったが、20分で歩幅の合わない階段で高低差があり苦しい。しばらくすると大山山頂まで2,8kmの表示、ここから10分程度で一合目に到着し、ひたすら苦しい階段を登るが階段ならびに標識は良く整備されており有難い。また、高度100m置きに標識が建てられ1100m越えた辺りから振り返ると日本海が見える。しばらくすると四合目に到着するが、相変わらず歩幅が合わず厳しい登りがつづくが標高1200m地点あたりから樹木の隙間から大山の稜線が見える。五合目を過ぎると行者コースの分岐で1,4km標示(登山口から1,4km)であと半分の距離を残す。ここからは登山道に石が増え登りずらい。しばらくすると六合目に到着した。避難小屋が建っていることもあり、多くの登山者が腰を下ろし休んでおられる。ここからは目指す弥山や大山の稜線を見渡せる。これから時おり山と海を見ながら七合目へ向かうが段差と石が多く歩きづらい、特に1500m越えた辺り最も岩の露出を感じた。まもなくすると木道に出た時点で1600mに到着し、あと0,5kmで頂上だが疲労は隠せない。6月であればこの辺りはイワカガミの群生が見られるが少し時季が早かった。木道を進むこと10分程度で山頂に到着する。頂上は多く登山者(老若男女)で満員状態。頂上で昼食と少し体を休め頂上かからの眺望を満喫した。なお、ここからの縦走は禁止との表示がされ崩落が進んいる様だ。このあと12時に下山を始めた。コースの分岐まで登ったルートを戻り、行者コースに入るがかなり急な下り坂だが歩幅が合うのか危険を感じない。下りはブナ林の新緑が美しく感激する。この様な階段、木道を1時間30分程度歩いたたら河原に出て元谷避難小屋を右手に通過するが河原からの大山全景は素晴らしい。見とれながら大神山神社に向かう。40分程度歩き大神山神社の境内を抜け大山寺へと向かう。ここから10分程度で大山寺の参道に出て出発点である宿(大山館)に到着(14時40分ゴール)した。なお、我々は天候に恵まれ山歩きを楽しめたが、雨ならび初冬の登山は十分な装備を含め慎重な行動計画が必要です。

 2日間の行程について
1日目行程:亀岡駅北口⇒箕面とどろみIC⇒名和IC⇒御来屋漁港⇒名和IC⇒溝口IC⇒桝水高原⇒宿
宿には15時到着・・・所要時間8時間、高速料金\4150×3、走行距離330km
2日目行程:宿⇒大山登山⇒宿で帰路準備⇒溝口IC⇒加西PA(夕食)⇒箕面とどろみIC⇒亀岡
宿に16時出発亀岡に20時30分に到着・・・所要時間4時間30分、高速料金3740×3、
走行距離290km


 ■所見
皆さまお疲れ様でした。行程について1日目は比較的余裕を持たせたスケジュールとしたが2日目の大山の登り、下りとも厳しいが完歩した満足感はある。この2日間は楽しい思い出として残る。

記:大伴