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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


5月例会報告 2019年5月25日(土) 天候:快晴

野坂岳(913.5m)
 

参加者 L:上原、梅井、川村、礒松、石橋、大伴、児島
  青山、守山、吉田、藤井、西澤(他体験登山者2名)


 本日の例会は鈴鹿山脈の最北端に位置する「霊仙山」の予定で、亀岡駅を6時30分車3台に分乗して出発。今回は体験登山希望で特別参加の2名を含み14名の参加者で行く事になった。篠ICから高速に入り、途中いつもの黒丸PAでトイレ休憩をした後、順調に車を走らせていると、インターネット情報で「醒ヶ井養鱒場」から「榑ヶ畑登山口」までの林道が通行止めになっている事がわかった。一旦「米原IC」で高速を降り、皆さんと相談の結果。登山口までの林道歩きは辛い事と、今日の暑さでは霊仙山の山頂付近は木陰が一切無い事も考慮して、鈴鹿山系はあきらめて敦賀の「野坂岳」へ行先を変更する事にした。事前に現地への問い合わせや、登山情報の収集を怠り、皆さんには大変ご迷惑をお掛けした事を、深くお詫び申し上げます。
 気を取り直し、再び「米原IC」から北陸自動車道を北上「敦賀南スマートIC」で高速を降り登山口の「野坂いこいの森」に9時に着く事ができた。

 
 敦賀市内から美しく富士形に見える一等三角点の山、敦賀富士とも呼ばれている。野坂岳は古くから山岳宗教で栄えた山で、現在でも多くの参拝者が山頂の祠へ参る。
 駐車場はほぼ満車状態であったが、駐車する事ができ一安心、登山準備を整へ9:15出発した。天気が良いのは嬉しいが、5月としては観測史上最も多く夏日が続いている、その中でも今日明日は、最も暑くなる予報が出ている。ここ敦賀も朝から気温が上がり既に30℃を越えているのではないかと思われる、熱中症には十分気を付け、こまめに水分補給をしながらの登山となった。


 広い登山道から、沢沿いの道を進み沢を渡り、次にまた同じ沢を渡る。そこが最後の水場「栃ノ木地蔵」に9:50着、ここから上に水場は無い。

暑さに体が慣れていない事もあり、ここまでの登りは予想以上に厳しい。ここから沢と別れて尾根沿いの道に入る。

高度を増すと敦賀市内、若狭の海が一望出来る、「山頂まで2.0km」に10:20着、ほぼ半分近く登って来たか、しっかり水分補給をして一息入れ、

更に登って行くと、右手前方に見える行者岩と、今を盛りに「タニウツギ」の花が満開、その奥に「西方ヶ岳」が綺麗な三角形の山容を見せが疲れを癒してくれる。


 「一ノ岳」10:55、「二ノ岳」11:25、この辺りから新緑のブナ林が眩しい、これほど美しいブナ林はなかなかお目にかかれないと思うほど美しかった。
 
ブナ林の登山道を堪能しながら、「三ノ岳」に11:40着、ブナの木陰で一休み、

山頂へ向かう、視界が開けると山頂小屋に、この中に野坂権現が祀られている。小屋のすぐ先に一等三角点があり山頂到着11:55。
 
360度の展望であるが木陰も、風もなく暑い、天気は良いが少々霞がかかっているのか遠景を望む事は出来なかった。本来なら、若狭湾と琵琶湖が見え、遠く白山も望む事が出来るのだが、残念である。


 
山頂は非常に暑いので、記念撮影を済ませ、三ノ岳付近まで降りてから昼食と考え、早々に下山、5分程で三ノ岳に着き、ブナの木陰でゆっくり昼食とした。


 12:45登りと同じコースを下山、「一ノ岳」と「最後の水場」付近で休憩を取りながら14:30無事下山しました。

 当初の行先「霊仙山」から「野坂岳」へ変更したが、今日の暑さで「霊仙山」の山頂付近は木陰もなく、厳しい山行になっていた思われます。結果的に「野坂岳」で新緑のブナ林に癒されて満足の一日であった。暑い一日お疲れ様でした。

<<コースタイム>>
9:15登山口 ⇒ 9:50最後の水場 ⇒ 10:20山頂まで2.0km ⇒ 10:55一ノ岳 ⇒
11:25二ノ岳 ⇒ 11:40三ノ岳 ⇒ 11:55「山頂」 ⇒ 12:05 三ノ岳(昼食)
12:45三ノ岳発 ⇒ 13:20一ノ岳 ⇒ 14:00最後の水場 ⇒ 14:30登山口着

記:上原