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亀岡山岳会(KAC) 
 
  ★個人山行報告


 山域・山名  頭巾山(871m)
日時  令和3年(2021年)5月25日(火)
天候  晴れ
 報告者(メンバー)  L:秋山、名倉、上原、大伴、吉田、小澤、藤井、西澤
コースタイム(他)  登山口9:20→三合目10:17→林道分岐11:25→山頂12:15(昼食)13:00→林道終点13:35→裏八反の滝14:20→駐車場15:00



春山合宿が「緊急事態宣言」の延長で中止となった。他府県への移動を自粛、感染防止対策に十分考慮しながら、梅雨の晴れ間に合宿参加予定のメンバーで頭巾山へ行った。
 頭巾山への登山ルートは、福井県側の「野鹿の滝」から登るコース(4年前の例会)と南丹市美山の山森福居地区から登るコース(3年前の例会)と今回登る綾部市古和木地区から登る3つのコースがある。
 誘い合わせて8時丁度に道の駅「和」に集合。山家から府道1号線に入り、小和木川沿いに府道771号線を北上、人家(集落)を過ぎてすぐに、右折して橋を渡り未舗装の道路を登山口へ、前日の雨で道路はぬかるみの泥だらけであったが、ようやく登山口の狭い駐車場に9時丁度に到着。
★本日のコースマップ

    登山道は車を止めた対岸から始まっているではないか?いきなりの渡渉、雨上がりで川の水は増水している。裸足で渡る人、ゴミ袋を靴の上から履いて渡る人、強引に濡れながら石の上を渡る人と各自思い思いの方法で何とか渡渉した。
    9時20分沢沿いの道を登山開始、暫く行くと登山道がなくなった。はっきりした道であったので、間違いないと思い込んでいたが実際の登山道は沢沿いではなく、尾根道であった。仕方なく引き返し、尾根道へ出られそうなところから尾根の登山道に出た。
    ここからは3合目までは急登が続く、本来なら尾根道は水はけがよく、硬い土で滑りにくく、歩き易いはずであるが、たっぷりと水を含んだ道は非常に滑り易く、慎重な登山となった。登山道には「ギンリョウソウ」別名「ユウレイタケ」が透き通った白い茎があちらこちらに多く出ていた。
    道迷いもあったが1時間ほどでやっと3合目(山頂まで2620m)に到着、この付近から「京都自然200選」に選ばれたブナ林が続く。
    何回か頭巾山を登っているがこれほど立派なブナ林があったとは、改めて自然林の美しさに魅了されながら登る。
    山頂まで2340mを過ぎた辺りから緩やかな登りが続く。
    11時25分林道分岐(山頂まで1100m)でゆっくり休憩。
    820mの小ピークを11時48分に通過、
    春には辺り一面の「イワウチワ」の群生が見られる登山道を進み、
    最後に頂上直下の急登を登り詰め、野鹿の滝コースからの分岐を過ぎれば、山頂に到着(12時15分)。
    山頂の許波木(コワキ)神社には強木(コワキ)権現が祀られている。
    展望の良い山頂からは、日本海の若狭湾や青葉山、弥仙山、重なり合う丹波高原の山々が展望出来る。
    山頂でゆっくり昼食と記念撮影を済ませ13時丁度に下山を開始した。下山は新登山道を下りて、行谷林道を下り登山口へ戻る事とした。
    山頂から林道終点まで一気に標高差200m、滑り易い登山道を慎重に下り13時35分林道に出た。
    ここからは単調な林道歩きとなる。途中とちの古木を右に見て、
    14時20分昨日の雨で水量たっぷりの「裏八反の滝」を左に見ながら、14時45分林道のゲートを過ぎ、15時丁度駐車場に無事下山しました。