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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


7月例会(夏山合宿)報告 2021年7月26日 天候:晴れ

日光白根山(2578m)
 

参加者  L:上原、梅井、名倉、秋山、吉田、藤井


 不安だった天候、今日は朝から快晴、夕方ごろから台風の影響で曇りの予報が出ている。宿のご厚意で、ロープウエイの運転開始時刻(7時30分)に合わせて朝食の準備をして頂き、宿を7時15分に出発、1〜2分でロープウエイ山麓駅に到着、登山靴に履き替え出発した。

 「日光白根山」は栃木と群馬の県境にそびえ、関東以北の最高峰である。頂上には小火口跡が点在し、中腹には弥陀ガ池や五色沼の美しい火口湖がある。

 ロープウェイを下りると、目の前に3つのピークの豪壮な姿で「日光白根山」が出迎えてくれた。
 
 山頂駅は標高2000mと有難い、二荒山神社の鳥居を潜り、獣害除けのゲートを開けて登山道に入る。登山コースは色々あるが、右回り(反時計回り)で行く。
 
 最初は緩やかな登りで、周りは針葉樹林の森の中、独特の匂いを嗅ぎながら、朝の空気と太陽の光を浴びて、気持ち良く登って行く。
 
 血の池地獄分岐、大日如来を通過、七色平分岐に8時40分予定通り到着。


 ここから、徐々に勾配がきつくなり9時45分頃に森林限界を超えて一気に視界が開ける。
 

 
 登山道にはゴゼンタチバナやクルマユリが出迎えてくれる。
 
 登山道は砂礫の急斜面の登山道が続く、最後の頑張りどころである。
 
 白根神社の祠のある小ピークが見えている、雄大な景色を見ながらの登り、ほぼ予定通り山頂に10時35分到着した。
 
 頂上からは雄大な景色が楽しめ、北西方向には尾瀬のシンボルである「燧ヶ岳」と「至仏山」、その左に「武尊山」、東には中禅寺湖を従えた「男体山」が円錐型の雄姿を見せている。
 
 眼下にはいくつもの湖が点在し自然を満喫させてくれる。(右:五色沼)

 山頂は非常に狭く、余りゆっくりしていられなかったので、記念撮影を済ませて隣のピークに移動して昼食とした。


 下りは、「五色沼」経由「弥陀ガ池」のコースと直接「弥陀ガ池」まで下るコースがあるが、我々は直接「弥陀ガ池」へ下るコースを選択、11時15分下山開始した。
 
 眼下に「弥陀ガ池」が見えているが、岩が露出した急斜面の下山道は予想以上に厳しく「弥陀ガ池」まで1時間30分掛かった。

 池のほとりで一息入れて、七色平へ向けて出発、ここからは樹林帯の登山道となり歩き易い道になった。七色平に今は使われていない避難小屋があり、そこを過ぎると登りの登山道と合流した。
 
 所々ぬかるみがあるが木道が整備された登山道を下り14時15分ロープウェイ山頂駅に到着した。

 翌日登る予定の「那須岳」は台風8号の影響でロープウエイの運休が示唆されたので、計画を中止しました。

<<コースタイム>>
ロープウェイ山頂駅8:00→七色平分岐8:40→森林限界9:45→山頂10:35(昼食)下山開始11:15→弥陀ガ池12:45→避難小屋13:35→七色平分岐13:40→ロープウェイ山頂駅14:15

記:上原