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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


8月例会報告 2021年8月8日(日) 天候:晴れ時々曇り

依遅ヶ尾山(540m)

(京都府京丹後市丹後町矢畑)

参加者  L:上原、梅井、湯浅、秋山、大伴、守山、小澤、名倉


 依遅ヶ尾山は、丹後半島の最北端に位置する名峰だ。火山帯の独立峰で、片流れの外輪山型をした特異な山容は、遠くからでもすぐわかる。関西百名山に選ばれている丹後半島唯一の山である。
 今年の山の日は五輪開催の都合で8月8日(当初は8月11日)に変更された。当日は、台風10号の影響で天気が心配でしたが、東の海上へ、朝から青空が広がっている。

  亀岡駅北口7時集合・出発「大井IC」から京都縦貫道で「京丹後大宮IC」へ向かったが、当日は「まん延防止対策」が発令中で、「他府県への移動はお控えください」の道路標示が出ている。でも、海へ行く人、帰省される人等々、他府県ナンバーの車が多く、園部手前の2車線から1車線になる所で短い渋滞が発生した。しかし、その後は順調に走行でき、道の駅「てんきてんき丹後」で最後のトイレ休憩を済ませて、登山口へ。

  ← 本日のコースマップ
 今は晴れているが、今朝方に雨が降ったようで、登山口までの道路も所々濡れていた。

 登山準備を済ませて9時20分登山開始、登山口から暫くは旧林道を行くが、下草が伸び放題で、濡れている。歩き始めはスパッツが欲しい感じであった。

 林道の終わりに「ありが棟」という名の茅葺の建物があり、ここから本格的な登山道となる。

 今日は、今朝方の雨で落葉が濡れて非常に滑り易い登山道となっていた。「ここでいっぷく」の看板が有り、竹野川流域が見渡せる見晴らしの良い所を過ぎ、ブナの大木の木陰で小休止。

 この辺りから急坂になり、滑り易い登山道が続ききつい登りとなる。おまけに風が無く非常に蒸し暑い(この日京都市で37.8℃今夏最高)汗が噴き出る。


 鳥居跡(倒れた鳥居がある)を過ぎて暫くすると緩い登りとなる。山頂直下の最後の急坂を登りきると山頂部に出る。

 窪地状の広場に石積みの祠があり、その先に三角点がある。三角点に「依遅ヶ尾山 540m」の綺麗な山頂表示板が置いてあった。
 
 山頂からは丹後半島の先端の経ヶ岬と丹後松島が見渡せるはずであるが、丹後松島が一瞬見えただけで、ガスって見る事が出来なかった。(以前登った時に写した写真2枚、経ヶ岬方面を望む)


 ↓ 上の写真同様、網野琴引浜方面を望む

 本来、山頂からの展望はこの写真のように抜群で、丹後半島の山々、西には間人の集落や網野琴引浜が望めるがはずが、残念であった。しかし、山頂は海からの風が心地良い、空の雲は良く動き晴れたり曇ったりの天気、少々早いが木陰を見付けて昼食とした。

 出発前に山頂での記念撮影を済ませて、11時25分往路と同じ道を下山開始。相変わらず滑り易い登山道を下り、12時15分無事登山口に下山した。

 帰りに弥栄の「あしぎぬ温泉」に立ち寄り、汗を流してさっぱり、気持よくして帰路につきました。お疲れ様でした。

<<コースタイム>>
登山口9時20分→旧林道終点「ありが棟」9時33分→ここでいっぷく9時50分→
鳥居跡付近で休憩10時15分→山頂10時35分(昼食)
下山開始11時25分→ここでいっぷく11時50分→登山口12時15分

記:上原