秋山合宿(縞枯山2403m、車山1925m)
参加者 L:上原、梅井、名倉、大伴、吉田、小澤、藤井
当初計画の秋山合宿は「乗鞍岳」と「焼岳」であったが、諸事情により行先を変更「霧ヶ峰」に計画変更した。 霧ヶ峰だけでは少々物足りないので、近くで比較的軽度な山を選択、北八ヶ岳の「縞枯山」と霧ヶ峰の「車山」へ行く事とした。 台風一過の青空の元、二日間とも天気の心配が無いのは嬉しい。3日午前6時半に予定通り集合・出発、篠ICから高速に入り、途中休憩とドライバーの交代をしながら、京都縦貫→京滋バイパス→名神→中央自動車道→「諏訪SA」で早めの昼食→諏訪IC→北八ヶ岳ロープウェイ乗り場に予定通り12時半到着。 登山準備を済ませて、12時50分発のロープウェイに乗車、天気は上々ロープウェイの窓からは八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、独立峰の御嶽山、乗鞍岳に槍ヶ岳と穂高連峰を含む北アルプスの一部が見えている、素晴らしい眺望を楽しみ、山頂駅に到着。
山頂駅に広がる「坪庭」は帰りに散策する事として、13:05出発。周りは一面、低い笹が生い茂り木道が整備されている。 殆どアップダウンのない木道を行くと、12〜3分で「縞枯山荘」に、更に5分程で「雨池峠」に到着、小休止と水分補給を済ませて13:25出発。 ここからは本格的な登山道となり、登山道には大きな石がごろごろとあり、段差も高く結構歩きにくい、山頂まで距離は短いが厳しい直登となる。 更にここから景色は一転、北八ヶ岳特有の針葉樹林の中、苔むした岩肌、針葉樹特有の匂いが心地よい。 13:55山頂に到着、山頂は針葉樹で眺望が効かない、少し先に展望所有りの表示があり、暫く行くと南側が開けた展望所らしき所に出た。 南八ヶ岳が真正面に、南アルプスから中央アルプスと御嶽山まで望む事が出来た。気持の良い山頂で記念写真と景色を楽しみ14:10下山開始。
登山道は大きな石で段差が激しく歩きにくく、下りとは言え時間が掛かる。登りとほぼ同じ時間が掛かり14:40「雨池峠」に着いた。 縞枯山荘を通過、暫く行くと登りにパスした坪庭散策道への分岐に到着、「坪庭」をゆっくり散策を楽しむ。 山頂駅15:30発のロープウェイに乗車無事下山した。 下山後、本日宿泊のペンション(蓼科牧場付近)へ直行した。ゆっくりと風呂で汗を流し、疲れを癒し、JAZZを聞きながら夕食にビールを戴き、話題は、今日の気持ち良い天気に景色や明日の楽しみを話しながら、楽しいひと時を過ごした。
2日目:7時から朝食をいただき、宿準備のおにぎり弁当を貰って8時丁度に宿を出た。深田久弥は「霧ヶ峰」について「妙な言い方だが、山には、登る山と遊ぶ山とがある。前者は、息を切らし汗を流し、ようやくその頂上に辿り着いて快哉を叫ぶという風であり、後者は、歌でも歌いながら気ままに歩く。もちろん山だから登りはあるが、ただ一つの目標に固執しない。気持のいい場所があれば寝転んで雲を眺め・・・霧ヶ峰はその代表的なものの一つである。・・・」と言われる通り、我々も気楽に行こうと、当初の計画は時間的に厳しいので少し変更、最初に車山肩から「車山」→車山乗越→車山湿原→車山肩の周回コースを楽しんだ後、車で移動、八島ヶ原湿原散策をする事にした。
8時30分車山肩の駐車場に到着、登山靴に履き替え8時40分、「車山」を目指して出発した。 結構、石のゴロゴロした登山道であるが、なだらかな登りが続く、天気は快晴、風は冷たく心地よい。 (写真をクリックすると大きく見れます。) 登りではあるが疲れる事を忘れる。正面に八ヶ岳、その横に姿を出した富士山、更に南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、更に穂高連峰から槍ヶ岳まで日本百名山の半分は見えているのか?と思う程の眺望を楽しみ、いつの間にか山頂に9時25分到着した。 山頂には展望デッキがあり、アルプスの眺望を思う存分満喫、記念撮影も済ませて9時40分車山乗越方面へ向け出発した。 リフト沿いの登山道は階段状でかなりの急斜面を一気に下って行く。 眼下に白樺湖と蓼科山を眺めながら、車山高原スキー場のゲレンデを横切り車山乗越に10時丁度到着。 右は蝶々深山を経由して八島湿原方面へ、左は車山湿原経由車山肩への分岐、左に進み登山口の車山肩へ、車山乗越からは殆どアップダウンなしの平たん路となり、茶色の絨毯を敷き詰めたような草紅葉の車山湿原を横目で見ながら10時20分駐車場に到着。
車で「八島ビジターセンター」の駐車場へ10時50分「八島ヶ原湿原」散策開始、 「七島八島」と書かれた大きな看板の前で記念撮影を済ませて散策開始。所々に休憩所が設置された木道を行く。 先程通って来た「車山湿原」の数倍は有る大きな湿原、夏なら色々な花が咲き誇り楽しませてくれるところですが、秋は秋で一面の草紅葉が綺麗である。 30分程歩いた所に「諏訪神社・奥社」(後で地図を見て確認した)がありその裏に宿泊と食事の店があった。そのお店の一角をお借りして昼食とした。宿のおにぎり弁当と各自持参の缶詰等のおかずを持ち寄り、結構なランチタイムとなった。 昼食を済ませて12時前出発、駐車場に12時30分到着した。
帰り道、以前の秋山合宿「蓼科山」の帰りに立ち寄った「塩壺の湯」に今回も立ち寄り汗を流してサッパリと気持ち良く帰路につきました。 天候に恵まれた気持の良い、最高の秋の山行(ハイキング)でした。皆さん、お疲れ様でした。
記:上原