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亀岡山岳会(KAC) 
個 人 山 行 報 告


個人山行報告 2021年12月11日(土) 天候:快晴

三頭山(728m)
 

報告者:岡本(同行者:上原)

 二日後は、もう「正月事始め」師走の忙しなく慌ただしい中、何となく余裕のある二人で出発した。
 朝、保津大橋の辺りは濃霧に覆われていた。篠町を午前8時に車で出発する。府道25号線を北に進む。途中、保津町のコンビニで昼食を調達し、池尻から三俣の辻を国道477号線に入り北へ向う。越畑方面へ右折し登り切った道路を左へ曲がった辺りの「地蔵山登山口」付近の道路脇に駐車。登山準備に入る。ここの場所からは、旧家(河原家住宅)にある大公孫樹(オオイチョウ)が見える。
 
 太幹に蔦を絡ませ、3〜40m位はあるだろうか?大きな枝を広げている。時節柄、総べての葉を落し黄葉は見られない。

  
 準備を整え、8時35分登山開始。歴史を感じる門構えや、土蔵のある家々が山裾まで続く。此の、家並みを通り抜ける道が、登り始め早々からかなりの急坂で息が上がる。暫く進むと直に林道の分かれ道に至る。ここでは、柵のある左の道に進む、工事車両が通過するためか閂は無く簡単なU字型鉄棒が掛けられているのみである。杉木立の中、林道を進む。

 「山楓」か?林の中に黄葉が残る見事な一本を見付けた。先に進むと青いブルドーザー(bull dozer)が2台、治水工事作業用に置かれている。

山の斜面には杉か桧の小木が鹿の食害除けの金網を纏い規則正しく栽えられていた。

 
 工事現場付近から、より急登が続く。気温は7〜8度位いか?冷気の中でも汗ばんで来る。急坂に耐えながら物静かな二人で黙々と進み、登り切ったところで「芦見峠」に9時05分到着した。

 ここは、地蔵山の麓と三頭山への分岐点、小休止を取り水分補給し汗を拭う。ここで「三頭山」を何と読むのか?三途の山では無い。「みつづこ山」と読む。地名・人名は難読である。

 
 ここからは初めての山道である、緩やかに下っていくと、杉木立の中に入る。左へ右へ進んで行くと自然林域に入り、少しずつ高度を上げていく。降雨時には、川と化すような、U字道、V字道を進むと、右に高圧線鉄塔(A)が見えてくる。登山道を逸れ鉄塔下へ入る。振り返ると「地蔵山」が目の前に聳えていた。

 鉄塔廻りは高い木が取り払われ周囲10m程は蕨の立枯れが一面に広がり、草紅葉の様相を呈している。春先、蕨摘みの頃とか、暑い時季には、4〜50cmに鬱蒼と成長した羊歯の繁みは、また違った景色が見られそうである。鉄塔の下は、高圧線のためヴォ――ンと鈍い唸りが聞える。
 
 今年8月に「かんでんエンジニアリング」により鼠色に塗装が施されたばかりで輝やいていた。今日は天候に恵まれ、素晴らしい天気で風も無く穏やかに青空が広がっている。

 
 ここからの愛宕三山(竜ヶ岳921m、愛宕山924m、地蔵山947.3m)の眺めは抜群で、三山を一度に見渡せる絶好の場所を発見した気持である。暫く休憩の後登山を再開する。
 
 落葉が深く積もったU字道や、赤松の木が多くみられる尾根筋を進む。西の方に目を向けると南丹市八木町方面だろうか?雲海が見られた。終始コース道は整備され、身体に優しい登山道が続く。

 
 総べての葉を落とし、小灌木が林立する景色は、これからの積雪を間近に控えて冬枯れの斜面が初冬の日差しに映えての美しさに目を見張る。思わず何度もシャッターに納めていた。間もなく星峠・頂上へと向かう分岐点。
 
 ここは何年もの風雨に晒され色褪せた「三頭山→」の札が付けられていた。此の辺りには、馬酔木の古木が林となっている。花時に登って来るのもいいと思われる。
 
 林の中を縫うように進むと倒木があり、廻り込んで先へ進んだところが頂上であった。
 
 9時55分に到着した。三角点とケルン状の石積みがあるが辺りを灌木が取り囲み見晴らしが悪い。頂上から先に進み、小高いピークに向う道を辿ると絶景が見渡せる鉄塔(B)に着く、ここからの眺めは最高である。

 北は遠く京北の町を確認出来る。
 
 東方は手前に朝日峯(688.1m)か?遠くに目を転じて行くと桟敷ヶ岳(895.7m)か?雲取山(911m)か?ずう〜〜と霞棚引く雲間から古都を取り纒く山々を望む事が出来た。

 裏愛宕からの三山揃った眺めも素晴らしい。天候に恵まれた今ならではの景色かもしれない。

 
 頂上付近は、こんもりとしたピークが3箇所程見受けられ、これが山名の由来かもしれない。暫時、風景を堪能した後、頂上へ戻り写真撮影後10時20分下山を開始する。
 
 来た道を戻る。鉄塔(A)迄戻り10時40分昼食休憩とした。風も無く暖かい、晴れ渡る青空の下での休息であったが、薄雲が近寄り始めたため11時15分再び下山を開始する。「芦見峠」で少し休み急坂を降りる。ストックを頼りにして、慎重な足取りで下山。12時05分無事、怪我も無く越畑の登山口駐車路肩に辿り着いた。途中「なごみの里あさひ」にて珈琲タイムの後帰路についた。是非共皆さんにもお勧めしたい「山」であった。

<<コースタイム>>
越畑 8:35 → 芦見峠 9:05 → 鉄塔(A)9:25 → 山頂 9:55 → 鉄塔(B) 10:00→10:15 → 山頂 10:20 → 鉄塔(A)10:40(昼食・休憩)11:15 → 芦見峠 11:35 → 越畑 12:05

記:岡本