三頭山(ミツヅコヤマ)(728m)
参加者 L:岡本、梅井、川村、名倉、上原、大伴 藤井、上原(し)
三俣の辻を北上し、越畑方面へ右折、登り切った道路を左折し、旧河原家住宅と大公孫樹(オオイチョウ)が見える道路脇に車2台を駐車する。
身仕度を整え登山準備に入る。9時00分登山開始。「地蔵山」登山口から、越畑北ノ町の、古い門構えの旧家や土蔵の立ち並ぶ民家の間を通り抜け、山裾まで続く中を行く。この辺りは、登り始めの急坂で息が上がる。 愛宕参詣の燈籠が佇んでいた。庭には蝋梅(ロウバイ)が満開となり、馥郁(フクイク)たる香りを漂わせている。山際に入ったところに、工事車両用の柵がある。 開扉、閂(カンヌキ)の操作にチョット手古摺るも、無事通過する。水路工事のためのブルが何台も、駐めてある。杉木立ちの中、工事車両通行のためのものか広い林道を登る。林道が途切れるところからは、本格的な山道となるため、小休止を取り進む。 途中「三つ葉躑躅(ツツジ)」の枝が、登山道へ垂れ下がり迫るが、未だ蕾堅く開花はもう少し先のようである。急坂が続き汗ばむ道を黙々と登る。 程無く9時35分地蔵山への分岐地点「芦見峠」に到着する。小休止に入り水分を補給し、服装を整える。5分程休憩の後再出発。 峠から道は少し下る、此の辺りの山の斜面には、多くの雪が残っている。 檜林の中の林道を行く、程無く灌木道となり、雨期には水道となるような、U字型山道を少しずつ高度を上げる。間も無く、送電線を設置するためなのか、高木が伐採され鉄塔(B)のある開けたところに出る。
登山道を鉄塔下へ反れ小休止とする。ここからは見上げる地蔵山が間近かに迫る。 今日は、良い天気になるも、春霞みなのか?黄砂の影響か?少し霞んで見えるが、眺めは素晴らしい!!暫く眺めを堪能し10時05分再出発する。 ここから、落ち葉の積った道を、ザクザクと踏みしめながら、歩き易い道を登る。尾根筋を過ぎ、葉を落して立ち並ぶ灌木林の谷筋から少し登ると星峠に到着する。 この辺りからは馬酔木(アセビ)の古木の群落が続く、もう少し時期を摩らせば、鈴蘭状の花房を楽しめたと思う。 アップダウンの後、倒木を廻り込んで10時30分頂上に到着した。三角点があり、ケルン状の石積みがあるが、灌木、林の中で頂上からの展望は無理である。 記念撮影の後、すぐ先の廻り込んだ道を鉄塔(A)へ向う。この辺りにも残雪がある。10時35分鉄塔に到着。
ここから、「地蔵山」「愛宕山」「竜ヶ岳」三山が見渡せる。―裏愛宕三山―と呼び度い。矢張り少し霞んでいるため、北方の京北町、東側の比叡山方面は、よく見渡すことが出来ない。遠くまで眺めるには、空気の澄んだ寒い時期に限られる。 暫らく、穏やかなポカポカ陽気の中で景色を満喫し、10時55分頂上地点へ戻り、鉄塔(B)に向けて下山する。
カサカサと鳴る落葉道を下る途中、木立ちの中から下界の神吉「廻り田池」を望むことが出来る。帰路に立ち寄ることとした。11時15分鉄塔(B)まで下山し、少し早い時刻なるも昼食とする。 この辺りには高木も無く蕨(ワラビ)の枯葉が辺り一面を覆い「蕨採り」には、最適の場所だと思う。陽射しは暖かく暑いくらい、温度はかなり上昇しているように思われる。ゆっくり食事を済ませ12時00分下山を開始する。
12時10分芦見峠で少し休み下山。足元の下山事故に注意しながら慎重に進む。 柵を越え、山際の畑の付近まで降りると辛夷(コブシ)なのか、猫柳(ネコヤナギ)のような蕾が膨らんでいた。道祖神の祠を通り12時40分道路脇駐車地点へ全員無事下山した。 荷物を整理し、身仕度を整え帰路につく。予定した神吉の「廻り田池」に立ち寄る。 雪解け後のためか、池には、満々と水を湛えていた。池畔には、カラフルな色合いの八木町をPRする看板がある。 水中から出ている木立ちが、上高地大正池のような雰囲気が(言い過ぎかも・・・)ある。その後、旭町仲田の「なごみの里あさひ」直売所にて珈琲タイムとする。 三郎ヶ岳からは、ハングライダー何羽?もゆらゆらと飛んでいるのが見える。「菜の花」や野菜「山茱萸(サンシュユ)」の花枝を買い込み13時30分ここで解散とする。 お疲れ様でした。
<<コースタイム>> 越畑 9時00分 → 芦見峠 9時35分 → 鉄塔(B)10時00分 → 山頂 10時30分→ 鉄塔(A)10時35分 → 山頂 10時55分 → 11時15分 鉄塔(B)昼食12時00分 → 芦見峠12時10分 → 越畑12時40分 → 廻り田池12時50分 →なごみの里あさひ13時30分 解散
記:岡本