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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


9月例会報告 2022年9月22日(木) 天候:曇り一時雨

朝来山(756.4m)
 

参加者 L:岡本、梅井、川村、上原、湯浅、大伴
守山、吉田、小澤、藤井、西澤


 14日に発生した、中心気圧が910hPa、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルと、家屋をも吹き飛ばすと云う曾(かつ)てない大型で猛烈な颱風14号の影響で、当初18日(日)実施を予定していたのを変更した。近畿を通過する頃には、少し勢力が弱まって、20日には、日本海から新潟市付近に再上陸後、東北を横断し、その後太平洋へ抜けて温帯低気圧に変わった。台風一過で快晴を期待するも、大気が不安定な状態となり、但馬方面は「曇り」予報が続いた。例会日が近づくに連れても、好天は望めず。また、出発当日も早朝6時過ぎから雨がパラついたので・・・、集合時点で、中止か否かの判断をすることとしたのだが?流石に亀岡山岳会!!少々の雨など物ともせず意気揚々と定刻にJR亀岡駅北口を、車3台に分乗し出発した。
 国道372号線篠山街道を西へ向かう。途中いつも立ち寄るコンビニローソン篠山八上下店にて昼食の調達などを済ませて、再出発する。舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口I・C」から高速道路に入る。途中「西紀SA」にてトイレ休憩を取る。「春日I・C」から北近畿豊岡自動車道に入り西へ向かう。時折青空が望めることもあるが、雨も降る。道路表示の外気温は20℃から、トンネルを通過するごとに18℃まで下がって来ている。「道の駅但馬のまほろば」にてトイレ休憩の後、天候を案じながらも目的地へ向かう。「和田山I・C」にて高速を下りる。国道312号線を進み立雲狭からも流れ入る、円山川を挟み、竹田城址と麓の城下を右に見ながら朝来橋の架かる竹田交差点を左折する。朝来山中腹に位置する「但馬吉野」と称される、桜の名所の立雲狭登山口を通過し、兵庫県立南但馬自然学校駐車場へは9時15分に到着した。


 矢張り曇天である。降らなければいいが?と思いながら学校事務所へ登山の届出に伺う。14号颱風の影響のある登山道の状況等案内を受ける。青少年活動で多くの子供達が入山しているとの事「入山許可証」を揃々が佩用(はいよう)するよう注意があった。
 
 登山準備を整え9時35分「うさぎコース」から登山を開始する。
 
 間も無く子供達が野外講習を受けているところに遭遇した。

 
 登山道は颱風の強風のためか枯枝、落ち葉が散乱している。暫く急坂を登ると広い林道に出る。汗を拭い水分を補給し小休止とする。
 
 9時50分出発「しかコース」の林道を進む。No.10の表示のある「立雲狭」への分岐地点から再び登山道に入る。

 ここから「むささびコース」に入り、ジグザグと急坂が続く「No.1もみの木坂」を越え、「No.2まがり松」まで登り休憩を取る。

 ここからは曇天ながら遥か遠く竹田城址が望めた。思わずシャッターを切る。
 
 「No.3大岩」のあたりでも休憩を入れる。「No.5きつねの館」と名のついた岩の祠を過ぎジグザグと曲りを繰り返し緩急を重ねる登山道を進む。
 
 山道には、山栗の未熟な毬(いが)と、大きな朴葉(ほおば)が多数散乱している。「No.8もみの木平」「No.9水晶沢」を過ぎ少し見晴らしのいい「No.11むささび展望台」を登れば、間も無く
 
 719.8m朝来山展望台に11時10分到着した。全方位の山々を記載した大きな表示板が設置されている。
 
 見晴らしが悪いながらも、遠くの山々まで見渡すことが出来た。暫く景色を堪能し頂上地点へ向かうこととする。全員の体調を考慮し希望者のみとした。

 アップダウンのコースを15分程で山頂756.4m地点へ11時28分登頂した。

 三角点を確認、記念撮影の後下山する。雨が心配である。


 11時50分展望台にて待機者と合流し、暫く休憩の後12時丁度東屋へ向け「くまコース」を下山する。

 このコースは可成りの急坂の階段道が続く。長く繰り返される階段道は、足がガクガクと辛い!
 
 雲海展望台・六角屋根の東屋には、12時22分到着した。
 
 北緯35度16分40秒、東経135度51分14秒、標高555m地点である。綺麗に清掃され整備されている。ここで昼食とした。
 
 此こからの竹田城址は望めないが晩秋にはそれなりの雲海が見れるのだろう。ゆっくりとした食事タイムであったが、スマホ情報から雨雲が近づいていることが判明したので、慌てず、急がず、落ち着いて下山出発を要請し12時55分揃々に雨具を準備の上、下山を開始する。
 
 ポツリポツリと雨が降り出すが、長い林道を急ぐ。途中、大きな木通(アケビ)がぶら下がっていた。芒も穂を揺らしている。秋の風情があちらこちらに見られるが、それどころではない雨が本降りとなって来た。駐車場まで後僅かのところの「自然観察館」の建物の前まで下山したところで、ザァーザァーと降り出した。暫く降り止みそうにないため、ここで雨宿りとし帰り仕度をすることにした。車を廻して身仕度を整える。学校事務所へ「入山許可証」を11本返却し、無事下山した旨報告し、御礼を申し上げた。雨の降る中、取り急いでの帰路となった。14時丁度に出発。
 車中から見える竹田城址も雨に煙っていた。「和田山I・C」から高速に入る。14時15分「道の駅但馬のまほろば」で休憩する頃には雨は上がっていた。来た道を戻る。「西紀SA」にてトイレ休憩と本日の清算をする。亀岡が近づくに連れて天候が回復してきた。JR亀岡駅北口には16時25分無事到着し、解散となった。
 天候の悪い中色々とご協力を戴き有難うございました。

<<コースタイム>>
駐車場9:35→9:40「うさぎコース」10:03「しかコース」10:12「むささびコース」11:10展望台11:14→11:28山頂11:38→11:50展望台12:00→12:22東屋(昼食)12:55→自然観察館13:45

記:岡本