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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


2月例会報告 2023年2月18日(土) 天候:曇り、時々時雨

大文字山(465.3m)<如意ヶ岳472mの西峰>
 

参加者  L:湯浅。大伴、岡本、守山、吉田、長谷川の6名



 16日の集会で予定の19日は天気予報では雨、その上京都マラソンがあるので日程の変更について議論してもらいました。いろいろな意見がありましたが結局、20日以後も天気が悪いということで18日に前倒しすることで落着しました。
 
 18日の天気は予報に反して曇りでしたが、蹴上駅から地下道を通って地上に出ると歩道脇には寒咲き菜の花が満開でした。

 日向(ひむかい)大神宮の一之鳥居でまずは一枚写真を撮り、石畳の坂道をひたすら登り神社の手水舎で準備を整えました。

  
 スペイン語の入った資料を配布し、まずは蹴上の地名は16歳の牛若丸が奥州平泉に向かうために日岡峠に差し掛かった時、すれ違いざまに平家の武将達に泥をかけられて激怒し九名を切り捨てたことに由来することを説明しました。

 この大神宮の創建は第23代顕宗天皇の時代に日向(ひゅうが)の国・高千穂峰の神蹟を移したという説もありますが不明です。式内社ですので由緒はあります。神明鳥居や檜皮葺・千木の載った建物は伊勢神宮様式です。

 ここから先頭を交代し一番奥の内宮で山行の無事を祈願し、その左側から山道に入り天の岩戸くぐりで罪や穢れを清めました。
 
 岩戸を抜けると木の根が出ている道になり、七福思案処を経て京都一周トレイル東山のNo.40に到着しました。


 ここから山頂までは樹林帯で早くも雨がポツリポツリと落ちてきました。昼食は火床でと考えていたのですが山頂のベンチで摂りました。

 記念写真は大文字山の表示があるコンクリートの菱形基線測点(全国に16カ所しかない)の前で、他の人にシャッターを押してもらいました。

 頂上からの下りは急で滑りそうで転ぶと電車に乗れないと慎重に下山、お陰で全員無事に坂道を通過しました。火床まで降りると雨も止み眺望もよくなりました。右に双こぶの比叡山、左は手前から今出川通り、吉田山、糺の森、御所、双ヶ丘そして愛宕山が見通せました。少し左に目をやれば金戒光明寺の森、遠くに西山連峰を見通せましたが、そこはまだ靄がかかっていました。

 
 いつも持参のドリップコーヒーを皆で賞味し、クイズに興ずる余裕がでてきました。大文字の大の大きさで大の横棒の長さはと聞きますとほとんどの人が数十mと小さい答えでした(実際は80m)、第二画の左側の長さの答えは約百mとの回答(実際は160m)とまた外れ、第三画の右側の長さの答えでやっとひとり120mと正解され、賞品のチョコレートをゲットされました。

 
 銀閣寺への道を下り、途中火床への薪を運ぶケーブルの下をくぐりました。林道に出て曲がり角に谷川の水で靴の泥を洗う所があり刷毛まで備えてありました。その終点に中尾城址がありやがて八神社で、そこは私が所属している詩吟の神心流の本部と大文字保存会の集会所があります。左へ曲がり右折れすると銀閣寺の土産物店街になるのですが(ある人は行きたげでしたが)、そこを避け裏道を行き哲学の道の起点の橋に出ました。橋を渡りある人の推奨の喫茶店でぜんざいを食べて打ち上げとし無事例会を終了できました。

<<コースタイム>>
 ※左(実際)/右(計画)、標高を記入(京都一周トレイルの地図参照)
地下鉄蹴上駅(9:30/9:30)地上60m⇒日向大神宮(9:50/9:50)⇒七福思案処 185m(10:10/10:20)⇒京都一周トレイル東山No.40(10:40/10:50)⇒山頂465m(11:30〜12:00/12:20〜12:50昼食)⇒火床330m(12:55/13:20コーヒー、クイズ)⇒林道(13:40/14:00)靴の泥を洗う)⇒八神社⇒銀閣寺(14:00/14:20)⇒喫茶店(14:10/14:30ぜんざい)⇒銀閣寺道バス停76m(14:20/14:30解散)

記:湯浅