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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


春山合宿報告 2023年5月14日(日)〜16日(火) 天候:雨のち快晴

2日目:比婆山(1264m)
吾妻山(1238.4m)・出雲烏帽子山(1225.1m)
3日目:三平山(1009.9m)

 

参加者  L:上原、梅井、川村、名倉、大伴、岡本、青山、
守山、吉田、小澤、藤井、西澤(12名)


 【1日目】:西の方から天気は回復する。という予報を信じて、予定通り6時半に亀岡市役所駐車場に集合、出発。国道423号線「箕面とどろみIC」から高速に入り、「赤松PA」のコンビニで行動食の調達を済ませ、中国自動車道を走らせて行くと、時より薄日が差す時もあったが、雨が降ったりやんだりの天気が続いた。
 今日の予定は「星山」へ登り、下山後宿へ向かう予定であったが、目的地の「湯原IC」付近まで行くと雨が降り、山はガスって見えない状況だ!登山中止を決め「蒜山SA」で本日の行動を検討、蒜山高原で適当に時間を潰してから、宿へ向かう事とした。
 その結果「道の駅」めぐりとなり、一つ目の「風の家」で行動食を食べて、二つ目の「蒜山高原」でコーヒータイム、三つ目の「にちなん日野川の郷」で出雲の神話「たたら製鉄」の話を聞き、2時過ぎに「ひば道後山高原荘」に到着。
 少々早かったが、気持ち良く部屋に入れてもらった。夕食まで時間があるので、温泉でゆっくりする人、宿の周りを散策する人、ゆっくり過ごし予定通り、6時から食事、想像以上の豪華な食事に一同大満足の一日目であった。

 
 【2日目】:朝カーテンを開けると、雲一つない青空が広がっている。朝食は7時だが、皆さん、待ちきれなく早めに集まり、食事開始、準備してもらった弁当を頂く。
 朝食も、大満足、お腹一杯食べて、予定より早く8時15分頃出発。休暇村吾妻山ロッジの駐車場までの最短コースとしてナビを設定、狭い山道を行き、駐車場に9時25分到着した。

 天気は快晴9時35分出発、予報では今年一番の暑さになる模様。
 
 最初は木陰の無い草原歩き、20分程登ると広葉樹の明るい新緑の登山道に入る。

 開けた草原と新緑の森の中を繰り返しながら気持の良い登山道、道の左右には、黄色、薄紫、ピンクと花盛りで、気分が和らぐ。

 10時25分最初の目的地「吾妻山」山頂に到着。実に気持の良い山頂で記念撮影を済ませて、次の烏帽子山へ向かう。

 烏帽子山へは、吾妻山を横田別まで下り、登り返す。
 
 途中、15分ほど下った所に、帰り道に予定している「南の原」への分岐に出合う。その脇に色白のギンリョウソウがひそかに咲いている。

 分岐からは緩やかな下りで大膳原の野営場を通り、横田別に11時15分到着して一休み。

 ここから、烏帽子山への厳しい登りとなり山頂を目指す、ほぼ登り切った所に、烏帽子山と直接御陵へ行く分岐があり、烏帽子山方面へ向い、12時丁度山頂に着いたが、山頂の目印が見当たらず迷った。

 山頂を確認、記念撮影と、宿で準備して頂いたお弁当で昼食と休憩とした。計画した時刻より少々遅れ気味となって来たので、12時25分最終目的地「比婆山」へ向け出発した。

 
 いよいよ比婆山伝説の地へ、まず最初に標高1264m地点を通過。国土地理院の地図での山頂は、この1264m地点が記されている。この辺り一帯は「県民の森」でこの先には天然記念物の「比婆山のブナ純林」もある。
 
 さて「比婆山伝説地」比婆山、別名美古登(ミコト)の山頂は、古事記に「出雲国と伯伎国の境の比婆之山に葬りき」と記される、伊邪那美尊(イザナミノミコト) を葬った御陵が比婆山御陵である。古事記の物語に登場する千引岩等の岩や越原等の地名が残っている。

 山頂のイチイの古木(樹齢は2000年級)に囲われた巨石がある円丘が墳墓とされています。
 この周回コースは、何となく別世界に足を踏み入れた感じがした。

 比婆山(御陵)十合目(山頂)で記念撮影後13時15分出発、下山開始とした。
 烏帽子山を巻き道でパス、横田別に14時10分、大膳原を通過、吾妻山を通らず、南の原経由で下山、皆さんの頑張りで、計画通り15時35分駐車場に到着。
 帰り道は、多少遠回りでも広い道で帰ろうと言う事で、国道432号線から庄原方面、その後北上の予定で行ったが、多少道間違いがあったものの無事宿に5時半頃帰れた。早速温泉で汗を流し、冷えたビールと豪華な夕食に舌鼓、大満足の充実した一日でした。
<<コースタイム>>
吾妻山ロッジ駐車場9:35→吾妻山10:25→横田別11:15→12:00出雲烏帽子山(昼食)12:25→12:50比婆山13:15→横田別14:10→南の原15:10→吾妻山ロッジ駐車場15:35


 【3日目】:今日も朝から快晴、初日行けなかった「星山」へ行く計画であったが、「星山」行くと帰りが遅くなるので行先変更、大山展望の山「三平山」へ行く事とした。

 宿を8時15分出発「三平山」登山口にある駐車場に10時00分到着した。

 登山口で勢揃い、早速10時05分登山開始。

 気持ちの良い、カラマツ林の中を暫く行く。

 九十九折れの道で山腹を巻くように登り続けると次第に周りの風景が変わり10時45分土塁に出る。
 
 土塁に出る少し前に珍しい「キンラン」の花を見付けた。明治時代に陸軍が築いた土塁上を歩き、振り返ると大山の南壁が大きく広がっていた。

 11時丁度三等三角点の三平山頂上(1009.9m)に到着。山頂は草原が広がり、何も遮るものがない360度の展望が広がっていた。

 気持ちの良い山頂からは大山の雄大な姿を始めだ!

 烏ヶ岳・二又山・アゼチ・皆ヶ山・蒜山3山等素晴らしい山々を見渡すことが出来た。


 簡単な行動食を食べて、ゆっくり山頂を満喫、11時25分下山開始、12時10分駐車場に無事下山した。
 下山後、「蒜山IC」から米子自動車道に入り、直ぐの「蒜山SA」で昼食と休憩をして、中国自動車道、新名神の「箕面とどろみIC」から国道423号線で亀岡へ16時50分無事帰って来ました。

<<コースタイム>>
登山口10:05→土塁10:45→11:00三平山山頂11:25→土塁11:38→登山口12:10

記:上原