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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


◆秋山合宿報告 2023年10月4日(水)〜5日(木) 天候:曇りのち雨

乗鞍岳(3025m)
 

参加者  L:上原、梅井、川村、岡本、守山、吉田、小澤、藤井(8名)


 2〜3日前までは、連日30℃を越える真夏日が続いていた。天気予報も日替わりメニューのように変わるし、何を着て登れば良いのか?準備に悩まされる気象状況だ。
【1日目】初日に乗鞍岳へ登り、2日目はのんびり観光などして帰りたいと考えた。初日の山行計画(特に下山時刻を考慮)からすると、乗鞍高原バスを、休暇村発11:06に乗りたいという事で、集合時刻を早めて5時30分サンスポ駐車場に集合する事とした。
 さすがに5時半は、夜明け前でまだ暗かったが、全員が揃い予定通り出発した。

 
 10月に入り急に、平年の気温迄下がり、集合時刻はちょっと寒く感じた。京滋バイパスを走っている頃から、徐々に明るくなって来た。当日は曇り空で、西の方は晴れるが、東の方は雨模様の天気予報。予報通り、西の空は明るく、青空も見えるが東の空は、どんより黒い雲があり、今にも雨が降りそうな空が広がっている。名神高速、東海北陸自動車道と順調に車を走らせて行くと、時より雨が降ってくる。登れるのか心配しながら、高山市内のコンビニで昼食の準備を済ませ、平湯温泉から安房峠のトンネルを抜け、乗鞍高原へ10時45分ごろ到着した。
 
 到着した時は幸い雨がやんでいた。今日登るか、明日にするか迷ったので、宿のフロントへ行って、念のため天気情報を聞いた所、「明日より今日の方がいいと思います。」との返事、しかし、今雨が降っていないので行きたい、早速登山準備を開始したところ、大粒の雨が降って来た。出鼻をくじかれた形になり、意気消沈、一途の望みを明日に託して、明日登る決断をした。


 宿の控室に入らせて頂き、コンビニで買ってきたおにぎり等で昼食とした。時間があるので、山談義に花を咲かせたり、丁度雨がやんでいる時に、宿の裏にある「牛留池」散策道をのんびり散策した。

 お天気が良ければ、乗鞍岳がこの池に映り、逆さ乗鞍岳を見る事が出来る。宿に帰り「ウエルカムドリンク」を頂き、またおしゃべりと、ゆっくりした。


 温泉に入り、夕食を頂いて明日の計画を打ち合わせた結果、「朝起きて雨が降っていなかったら、行きたい」と言う事になり、早めの就寝とした。
【2日目】朝起きると、幸い雨は降っていない。昨夜の打ち合わせ通り「行って見よう」と言う事になりました。

 清算を済ませて、8時06分のバスで向かう事とした。

 バスに乗ると、雲が晴れ薄日が差して来た。

 冷泉小屋付近まで登ると、周りの木々の紅葉が薄日に映えて美しい。

 このまま上まで行けば良いのに、と思っていると位ヶ原山荘付近まで来ると、雨が降り出し、一面ガスで視界が悪くなって来た。
 予想はしていたが、やはり昨夜の天気予報で、「明日は冬型気圧配置となり、風が強く、高い山では雨が雪に変わるかもしれない」と言っていた通りとなった。

 バスを降りて、体感したが、風と雨が強くとてもとても山頂へ行ける気象状態ではない。残念であるが、引き返す事にした。乗鞍岳畳平の看板の前で記念撮影をして、バスの出発まで、お土産屋さんで時間を潰して、下山した。

 昨日同様、控室に入り、着替えを済ませ準備したお弁当を頂き、12時丁度に宿を出発した。往路と同じ道を帰り、亀岡「サンスポ駐車場」に5時15分頃無事帰り、解散しました。最後に「頂上に登れなかったのは残念でしたが、雨の日があるから晴れたら山が素晴らしく感じるのだと思います。再度チャレンジしましょう。」とお言葉を頂き有難かったです。皆さん、お疲れ様でした。

記:上原