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亀岡山岳会(KAC) 
個 人 山 行 報 告


個人山行報告 2023年10月11日(水) 天候:快晴

三田市 千丈寺山(590m)
 

参加者 : 梅井、川村、上原、大伴、岡本


 7時45分亀岡を車2台で出発する。372号線篠山街道から、湯の花温泉を越え、西へ入る。田尻から名月峠を越えて4号線を栗栖地区へ向かい、8時30分ファミマ能勢町栗栖店にて休憩し昼食を準備する。ここから猪名川町に入り、木器地区を通過し49号線の小野バス停を越えると、次の乙原口(オチハラグチ)バス停に「てんぐの森」を示す道標がある。


 千丈寺山は、千丈寺湖を望む天狗伝説の山。その昔「六甲山から天狗が飛んでやってきた」という民話が残る。山頂には磐座(イワクラ)があり、山岳霊場として知られていたようで、雨乞(アマゴ)いが行われていたらしい。東麓に「乙原(オチバラ)てんぐの森」として整備されている。

 ここを左折し山の手の方へ入る。9時23分多目的広場駐車場に到着した。5〜6台の駐車が出来るスペースがある。トイレも設置されていた。
 
 登山準備をして9時30分出発する。山頂へは案内板に従って進めばよい。今日は、秋晴れの好天に恵まれ爽やかな風が芒(ススキ)の穂を揺らす。
 
 登山口には、入山者数調査のためのカウント計器が設置されていた。「スズメバチ注意」の案内もある。
 
 谷筋を渡ったところが林間広場で、多くの休憩椅子が置かれている。ここから谷川の脇道を登る。雨が少なかったためなのか水流がない。いくつかの堰止提にも水がなかった。

 谷を渡り返しながら高度を上げていく。穏やかな登りで休憩を入れながら進むが、少し風もあり気持のいい登山日和である。
 
 周囲の欅(ケヤキ)林を過ぎ10時10分炭焼窯跡を越えると階段状の急登となる。
 
 大きな熟れた木通(アケビ)の実がぶら下がっていた。この辺りの林は、広々としているが、樹林が鬱蒼としてくる。

 
 庚申信仰の祠を過ぎる辺りから暫く続く急坂を登り切ると10時32分「松住権現(マツズミゴンゲン)」が祀られた護摩場のある、主稜線に出る。
 
 キツい急登に、汗を拭い、少し休憩を入れる。ここから南の方向へ主稜線尾根を進む。時折露岩も現われるが、快適な尾根道で、東には大船山か?尖峰が望めた。

 最後に岩場を登り切ると千丈寺山(589.6m)山頂へ10時53分辿り着いた。
 
 一等三角点が一段下がったところにある。切り立った山頂の岩場からは、麓の集落が見渡せる。
 
 少し下ったところの岩塊の基部には権現を祀る祠があり、参拝する。昼食時間には未だ早いので、双耳峰の北千丈寺山へ向かう。
 
 来た稜線を「松住権現」まで戻り、山腹を登る11時30分、20分程で山頂に辿り着いた。

 灌木の中で見晴しが悪い。再び「松住権現」まで下山し11時40分昼食とする。


 ゆっくり歓談時間を過ごし12時20分来た道を下山する。もし南側へ下れば千丈寺湖を見下ろす展望のよい小ピークがあり、そこから西へ急坂を下ると、北浦天満宮を通り、小野地区へ出られるようである。沢沿いに急坂を下る。
 
 階段状の登山道が続く。庚申祠を通り12時40分炭焼窯跡を過ぎ、休憩を入れながら下山する。林間広場を通り、谷を渡ると間もなくてんぐの森多目的広場駐車場へ13時12分無事下山した。真っ青な空で、気温が上昇していて未だ夏日かと思われる。身仕度を整え13時25分帰路につく。

 
 乙原口バス停を左折し、49号線に入り母子地区を経て、小枕から372号線篠山街道を戻る。14時コンビニローソン篠山八上下店にて休憩し、精算の後ここで一旦解散とする。
 亀岡へは15時前無事帰着した。お疲れ様でした。

<<コースタイム>>
てんぐの森駐車場9:30 〜 林間広場9:38 〜 炭焼窯跡10:10 〜 庚申祠10:25 〜 松住権現10:32 〜 10:53千丈寺山山頂11:10 〜 松住権現11:20 〜 北千丈寺山山頂11:30 〜 11:40松住権現(昼食)12:20 〜 炭焼窯跡12:40 〜 林間広場13:07 〜 てんぐの森駐車場13:12

記:岡本