三田市・丹波篠山市　虚空蔵山（592m）
生野高原　段ヶ峰（1106ｍ）下見
　

参加者　　Ｌ：川村、梅井、名倉、上原、岡本

　６月度、第２回例会「段ヶ峰」への下見調査をするにあたり、途中、先日雨天中止例会となった「虚空蔵山」へ登った。梅雨の時節なるも雨が降らずに「夏日」の暑い日が続いている中で、今日は28度予報が出ている。午前7時に車１台５名で亀岡を出発した。

　372号線篠山街道を西へ進み、午前８時篠山八上下のコンビニ、ローソンにて昼食を調達しトイレ休憩をとる。古市から176号線に入り武庫川を越え藍本地区から登山口の標識を認め右折する。福知山線藍本駅から続く線路の踏切を渡ったところの藍本郵便局を見て左折し道標のあるところを右折、道なりに進む。
　
　中ノ池の脇を右にカーブして舞鶴若狭自動車道の下を潜ると駐車スペースのある、高速藍本トンネル手前下に位置する道路脇に8時30分到着し駐車した。

　準備を整え登山開始、側道を進むと登山口がある。8時45分登り始める。

　　
　お堂まで1000ｍとの標識があった。谷沿いを進むと、谷水の流れが刻みを入れた岩盤によって少し淀む。「石舟」である。虚空蔵堂参拝時には、霊水としてここが手水所となっていた。
　
　少し荒れ気味の谷道を登る。登山道はやがて岩がゴロゴロした坂になり谷を離れる。

　登り詰めると参道の趣となってきて２基の石燈籠が建っている。

　続いて石段を登って行くと9時15分、虚空蔵堂に辿り着いた。ここは聖徳太子ゆかりの古刹とされ、曾(ｶﾂﾃ)は伽藍(ｶﾞﾗﾝ)があった。

　慶長年間のものといわれている鬼の面を象(ｶﾀﾄﾞ)った鯱瓦(ｼｬﾁﾎｺｶﾞﾜﾗ)が境内の角に横たわっている。汗を拭い水分を補給し少し休憩を入れ参拝する。

　9時22分再出発、お堂脇右奥へと登山道を先に進む。つづら折りの山道を高度を上げながら進むと、役行者(ｴﾝﾉｷﾞｮｳｼﾞｬ)の石像が納まった祠があり、これを過ぎると、更に急登が続く。
　
　やがて尾根道に出て9時47分、日本６古窯のひとつ立杭焼（丹波焼）の里から続く「陶の郷(ｽｴﾉｻﾄ)」との分岐に着く、晴天のお陰で気温が可成り高い、吹き出す汗を拭い少し休憩をとる。

　
　ここから山頂へ向けてもう少し急坂を進むと、展望抜群の「丹波岩」へ辿り着く。以前は、この場所で昼食としていた。

　岩に立つと丹波の里が望める。快晴で素晴らしい眺めだった。
　
　ここから山頂までは一投足の距離で10時22分に到着した。展望図があるが剥げていて用を為さない。休憩場所が設置されている。何故か596mと表示の標識が取り付けられていた。眺めは、手前の「丹波岩」の方が良さそうである。

　一人の登山者があり写真撮影をお願いした。今日は、段ヶ峰下見調査を兼ねているので長居せず10時27分、下山を始める。丹波岩を通り過ぎ陶の郷分岐まで下り少し休憩する。役行者の祠を過ぎ虚空蔵堂まで下山した。
　
　11時05分ここで昼食休憩とする。雲が無く青空が広がり日射しが真夏の様相で可成り暑い、日影をを求めてお堂の石垣に座り込んだ。ゆっくり昼食を済ませ、11時45分下山を再開する。燈籠の間を通過しやがてゴロゴロ道を下る。石舟手水場所を過ぎたあたりの川端に以前登った時に見ていたエビネの株が健在だった。

　登山口を通り12時13分駐車場所へ無事下山した。身仕度を整え12時30分段ヶ峰へ向かう。三田西I･Cから舞鶴若狭自動車道に入り、吉川JCTから中国自動車道に乗る。13時15分加西S･Aにてトイレ休憩を取り、福崎I･Cから播但連絡道路に入る。神崎南I･Cから一般道へ、39号線を進む。長谷ダムを通過し砥峰高原(ﾄﾉﾐﾈｺｳｹﾞﾝ)に入る。初夏の芒原(ｽｽｷﾊﾗ)を伺いながら千町峠へ向かう。狭い山道を下り突き当たり三差路を右折し道なりに登ると千町峠登山口へは14時26分到着した。

　
　駐車場は見当らないが路肩が広いので車を止めることが出来、又、広い空地もあって駐車することへの心配は無さそうである。峠の取り付きには「悠友山荘」という個人所有の山荘があり、その横が登山道のようであった。段ヶ峰は、生野町と穴栗市一宮町との境に位置していて、瀬戸内海と日本海の分水嶺に当たる。なだらかな山容は多くの登山者を魅了しているという。

　今日は晴天に恵まれ、千町峠からでも山々の眺望が素晴らしかった。別途千石山への登山道案内の標識があった。段ヶ峰には是非とも登ってみたい山である。14時35分帰路につく。下山する山道には、落石が数多く転がっている、車の走行には注意が必要な場所だと思われる。朝来I･C播但連絡道路に入り竹田城址を右に見て、和田山JCTから北近畿豊岡自動車道に乗る。15時45分、道の駅「但馬のまほろば」にてトイレ休憩をとる。店内を物色した後出発、春日JCTから舞鶴若狭自動車道に入り丹南篠山口I･Cから出て篠山街道から亀岡へ、池尻を経て17時30分亀岡へ戻った。お疲れ様でした。

＜＜コースタイム＞＞虚空蔵山
高速道路下駐車場所8：45〜石舟8：53〜虚空蔵堂9：15〜役行者祠9：30〜陶の郷分岐9：47〜丹波岩10：10〜10：22山頂10：27〜陶の郷分岐10：38〜11：05虚空蔵堂（昼食）11：45〜石舟12：06〜駐車場所12：13

以上　記：岡本