能勢妙見山(660m)
参加者 L:川村、梅井、上原
鬱陶しい日が続いていたが、天気予報に晴れマークが出た。梅雨の晴れ間に簡単に登れる山と考え、近場で過去に行った事が無い能勢妙見山へ行く事にした。 事前に、予備知識が無いまま、亀岡を8時半に出発。ケーブル跡地の黒川駅周辺に車を止めて、簡単なコースから登れば良いと思い、駐車場を探したが、見当らない。 仕方ないので、能勢電鉄妙見口駅「かめたに」に駐車した。駐車場入り口にある観光案内所でコースマップとルート情報を収集した結果、登山ルートは、5つあった。
@大堂越コース 急坂渓谷沿いの細い道、見晴らしはあまり良くない A新滝道コース 土砂崩れで通行止め B上杉尾根コース 前半はきつい登りが続くが見晴らしが良い C初谷渓谷コース 緩やかな登りながら沢渡りがあり、増水時注意「大阪みどりの百選」 D天台山・光明山コース きつい登りが続く中級者向けコースである。
案内所の方から、少し距離はあるが、登りはC初谷渓谷コース、下りは展望の良いB上杉尾根コースがお勧めと伺い10時に出発した。
車道(旧長尾街道)を歩き国道477号線の交差点を渡り、暫く行くと道標があり三差路を左に入り、初谷渓谷コースの登山口に10時16分着く。 初谷渓谷コースは「大阪みどりの百選」指定の美しい渓谷コースであり、特に野鳥も多くバードウォッチングの方々と多くすれ違った。登山道には「救急通報ポイント」が、登山口から初谷出合の間に1から21までしっかり整備されている。 登山道は初谷川沿いに幾つかの堰堤を通過、案内の通り緩やかな登りが暫く続く。 突然、左側に恐竜の化石?が現れる。しかし、我々は久し振りの山行と暑さが堪える。休みながら登って行くが、段々厳しい。 ポイント11を過ぎた辺りから沢渡りが始まる。2〜3日前までの雨で沢の水量が多く、危険な程ではないものの、滑り易い岩と増水の沢渡りが12〜3回あり悪戦苦闘した。 約2時間掛けて12時15分「初谷出合」車道に出た。12時を過ぎていたので、木陰で風の通る場所を見付けて昼食タイムとした。
12時45分山頂に向け出発。府道4号線を暫く歩き登山道(参道)に入る。 登り詰めると参道の趣となってきて2基の石燈籠と南無妙法蓮華経の石碑が建っている。 駐車場からの道と出合い、石畳の道に入ると郵便局がある。(山頂に郵便局とは富士山と同じ!) その先に能勢妙見山本殿があり、登山の無事を祈った。一休みして、大きな杉の木の横を通り、石段を登り三角点を目指した。 その先にあったのは、「北極星信仰の世界的聖地」と言う事で建てられた、ガラス張りの建物がある。広いテラスは、風が強く帽子が飛ばされそうになった。 更に三角点を求め標識に従い、登り詰め妙見山山頂三角点に13時35分到着した。お約束の記念撮影を済ませて、下山開始した。 来た道を戻り、駐車場へ(広い駐車場に驚いた!)出た。幸い、飲み物の自動販売機とベンチがあったので、冷たい飲み物の補充(有難い)し休憩をした。
広い駐車場を横切り、上杉尾根コースの下山口を14時03分見付け、下山開始した。 上杉尾根コースは案内所で紹介された通り、見晴らしが良く、歩き易い登山道で「救急通報ポイント」は、1から15までと少なかった。気持ち良く順調に下山していた。ポイント8を通過したところに、分岐がありこのまま上杉尾根コースを下るか?Yamapを頼りに、天狗山、秋葉山経由のコースで下山するかの選択があった。 我々は、駐車場への最短コースだと信じて分岐を左に入り、天狗山、秋葉山経由のコースを選択した。距離的には短いコースだが天狗山(ピーク444m)秋葉山(349m)へ登り返しがあり、疲れていた足に2度の登りはきつかった。 真っすぐ上杉尾根コースを進んだ方が良かったのか?わからないが、16時丁度駐車場へ無事たどり着いた。・・・本当にお疲れ様でした。
<<コースタイム>> 能勢電鉄妙見口駅10:00→初谷橋→奥橋10:16→(初谷渓谷コース)→12:15初谷出合府道4号線(昼食)12:45→能勢妙見山本殿13:25→三角点13:35→駐車場→上杉尾根コース下山口14:03→分岐14:40→天狗山15:00→秋葉山15:20→登山口15:45→能勢電鉄妙見口駅16:00
記:上原