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亀岡山岳会(KAC) 
夏山合宿報告


夏山合宿報告 2024年7月21日(日)〜23日(火) 天候:快晴

7月22日 黒斑山(2404m)
7月23日 美ヶ原「王ヶ頭」(2034.4m)

 

参加者  L:梅井、川村、上原、岡本、守山、吉田、小澤


 7月21日(日)朝7時、篠インター手前のコンビニ「ファミマ」に集合、車2台に分乗して出発「篠IC」より高速道路に入り、中央自動車道から長野自動車道へ入る岡谷JCT付近で渋滞に合うが、10分程で渋滞を抜け直ぐの「岡谷IC」で出る。時間的に少し早いが、ここを出て直ぐのファミレスで早めの昼食とした。食事を済ませ12:20出発。国道142号線新和田トンネルを出た所の「道の駅和田宿ステーション」で休憩、更に車を走らせ湯ノ丸高原のスキー場を右折、スキー場を横切り池の平湿原駐車場に14:10到着。
 
 駐車場からは湿原の最上部より木道を下って行く。
 
 周りは笹が生い茂った中にカワラナデシコ、ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ等の色が目立つ。

 視界が開け湿原の一番低い所に出る。湿原を反時計回りに木道を行くと、

 日本庭園のような苔の付いた岩と背の低い松の木が形よく水の流れた跡が砂利を蒔いたようで大変良かった。
 
 一周りして元の木道を登って駐車場に15:20到着、予定通り、湿原散策を終えて本日のお宿、小諸のホテルへ向け出発。湯ノ丸高原を経由ホテルに16:20無事到着した。

 
 7月22日(月)予報通り、朝から快晴で気温が上がりそうである。

 朝食を済ませ8:20登山口の車坂峠へ向け出発。途中のコンビニで昼食を調達して、チェリーパークラインをジグザグに一気に登って行く、車坂峠に8:55着。


 駐車場に車を止め準備後、登山口で写真撮影後9:10「表コース登山道」を登る。
  
 始めは、カラマツ林の中を緩やかに登る。
 
 18分程で「車坂山」を通過、ピークから少し鞍部まで一旦下り、本格的な登りとなる。
 
 岩石の砂利道の開けた所と、カラ松や他の針葉樹の森の繰り返しで変化のある登りが続く。

 階段状の急坂を登った所に避難小屋(シェルター)流石に活火山「浅間山」である。

 直ぐに展望が開けた「槍ヶ鞘」に10:55到着する。目の前にドカーンと浅間山の雄大な山容が目に飛び込んでくる。
 
 足元は谷底まで切れ落ちており、外輪山の淵に来たことがわかる。
 
 休憩後これから行く「トーミの頭」への登山道を正面に見て、一旦下り中コースの分岐を過ぎると、右側は底まで切れ落ち外輪を足が滑る急坂を登って行く。
 
 その途中に、「黒斑山」が花の百名山に選ばれた「ヒメシャジン」の蕾を発見した。苦しい登りに可憐な花は疲れを癒してくれるのでありがたい。

 「トーミの頭」に到着。ここから見る浅間山と黒斑山を含む外輪山の景色を満喫して山頂に向け出発。浅間山を右に見ながら、最後の頑張りどころ、針葉樹の尾根道を暫く行くと「黒斑山」山頂に11:50到着。

 記念撮影を済ませて、浅間山を見ながらの贅沢な昼食となる。

 山頂のお釜から水蒸気の煙がふわぁと上がる、

 山頂からは何本も雨水の後がすじを引き、下の方は緑の低木で綺麗だ!山頂の展望を満喫、昼食を済ませ12:30下山開始、「トーミの頭」切り立ち岩壁がそそり立ち谷底から吹き上げて来る涼しい風を受けながらガレ場を下り「槍ヶ鞘」を越え元の登山道を下り駐車場へ15:00着、駐車場の前にニッコウキスゲの黄色い花が咲き、帰り路花が多く咲いていた。15:40宿着

<<コースタイム>>
車坂峠9:10→車坂山9:28→シェルター10:47→槍の鞘10:55→トーミの頭11:20→11:50黒斑山(昼食)12:30→トーミの頭12:55→槍の鞘13:14→車坂山14:30→車坂峠14:51


 7月23日(火)最終日、今日も天気が良いので、日本百名山の一つ「美ヶ原(王ヶ頭)」を登頂して帰る事にした。

 ちょっと早めにホテルを8:00出発、途中のコンビニで行動食を調達して、国道142号線「道の駅和田宿ステーション」手前の信号を右折、美ヶ原和田線からビーナスラインを登って行く。急な曲がりくねった登り路、山本小屋の駐車場(美ヶ原高原 長和町営無料駐車場)に9:20着。
 
 身仕度を整え、山本小屋の横を通り、広い砂利道を歩いて行く。

 平らな台地の山頂に牧柵が両側に続き所々牛が草を食べているのを見ながら王ヶ頭へ向う、

 空は青空、風は涼しく多くの人々に出会う、

 王ヶ頭手前にある「美ヶ原高原」の大きな表示板の前で写真を撮り、ホテルの裏に回り「王ヶ頭」山頂に10:30到着した。

 アルプスの展望台としても有名で、北アルプスに南アルプス、八ヶ岳連峰など素晴らしい眺望景観、八ヶ岳連峰の右に「富士山」もうっすらと姿を見せてくれた。
 
 山波の上に白い雲、素晴らしい眺め、松本盆地が遠く眼下に見えた。記念写真の後牧柵に沿って来た道を下山、
 
 途中「美しの塔」で行動食の昼食タイムとした。青空の下、真っ白な入道雲が正面に、夏が来たな〜と思わせる。12時前に駐車場へ下山した。


 駐車場付近でも標高2000m、風が涼しく非常に爽やかだ、暑い亀岡に帰りたくないと思い、手元の温度計を見ると22℃と表示、流石に気持ちが良い。
 準備を整え帰路に、来た時の逆で、ビーナスラインから美ヶ原和田線を下り和田宿へ、国道142号線新和田トンネルを抜け「岡谷IC」から高速に入った。

 高速に入って直ぐにトンネル手前から1車線走行になり、NEXCO中日本のパトロールカーの後に付いて走行、トンネルを出たところで緊急停車。幸か不幸か先頭にいたので「道路の補修をしますで暫くそのままお待ちください。」と言われた。何十年も高速道路利用しているが初めての体験(後ろに並んでいる人達は何が起こっているかわからない)10分程で補修が終わり、解除となった。その後は順調に「篠IC」まで走り、集合したコンビニ「ファミマ」に集合、無事6:20解散しました。皆さんお疲れ様でした。

<<コースタイム>>
山本小屋ふる里館登山口9:30→美しの塔9:46→10:26美ヶ原(王ヶ頭)10:51→11:25美しの塔11:50→登山口11:58

記:梅井