小豆島 星ヶ城山(816.6m)
参加者 L:上原、梅井、名倉、岡本、守山、吉田、小澤、藤井
今年度の秋山合宿は小豆島にある瀬戸内海最高峰「星ヶ城山」を登る事となった。星ヶ城山は、山頂部に星ヶ城跡ある山城遺跡で、播磨灘と瀬戸内海を望む人気の景勝地です。史跡は、西峰(標高804.9m)と東峰(816.6m)に分かれた双耳峰です。
◆1日目:姫路港9時45分発のフェリー便に乗船するため、亀岡駅北口6時集合・出発した。国道423号線を通り「箕面とどろみIC」から新名神、山陽自動車道、播但連絡道、姫路バイパスを通り「姫路南IC」で下り、姫路港フェリー乗り場に8時45分到着。途中、姫路バイパスで渋滞に遭遇したが、早めの出発とした事で、悠々と間に合った。予約しておいた乗船手続きを済ませ、各自昼食の調達も合わせて乗船前に購入して乗船した。 フェリーは9時45分定刻に出港、静かに岸を離れた。小豆島の福田港に着くのは11時25分の予定、到着後は直ぐに登山口の山頂広場へ向かいたいので、少々早いが乗船中に船内で、昼食を済ませる事とした。
予定通り福田港に11時25分着岸、早速登山口の山頂広場へ向かう。ナビの指示は広い道を優先して、遠回りを指示している。地図を見ると道が狭いようだが県道246号線を通ると近い事がわかり、近道を選び寒霞渓の山頂広場へ向かった。 12時05分駐車場に到着、登山準備を整え12時20分直登コースを避け「阿豆枳島(アズキシマ)神社拝殿参道」から登山開始。 拝殿と称する石碑の横を通り、石段を登り直登コースと合流した所が「三笠山」山頂広場になっている。 今年の紅葉は遅いようだが、日当りの良い樹々はぼちぼち紅葉が始まっている。黄葉が始まった明るい自然林の登山道、落ち葉を踏み締めながら、足に優しい登山道を行く。 東峰と西峰の分岐の手前に「星ヶ城神社」の鳥居と石で出来た祠があり、正面に武田菱の家紋があった。白馬の五竜岳を連想してしまった。その先の分岐を左に進み、最高峰の東峰へ向かった。 山頂手前に「東峰阿豆枳島(アズキシマ)神社」があり、お参りを済ませて東峰山頂に13時30分到着。詰の城である東峰には烽火台(ノロシダイ)等の他、石塁の石材採取をした舟形遺構や湧水溜めの井戸等がある。東峰の山頂にはパゴダという異形の石塔が昭和35年頃に構築され石塁は破壊されたようです。 山頂周辺の紅葉は始まっている。気持の良い天気に恵まれ、穏かな小春日和「最高」だ! 石塔の前で恒例の記念撮影を済ませ、ベンチで行動食を食べながら、ゆっくり歓談、歴史に触れ、瀬戸内海の景色を楽しんだ。
山頂を満喫して西峰へ向かう、本城である西峰には居館、鍛冶場跡や外空壕跡等がある。西峰山頂は、今にも落ちそうな岩があり、全員乗ると動く感じ、恐る恐るその岩に乗り、記念撮影を済ませた。 山頂のすぐ先に、東峰と同じ「西峰阿豆枳島(アズキシマ)神社」が祀られている。小豆島の名前の由来にもなっており、島の平和と繁栄を祈願し奉祀されています。 14時10分下山開始、登りと同様気持ちの良い歩き易い登山道を下り、30分で三笠山山頂広場に到着。 三笠山の三角点を確認して、登りは避けた芝生の急坂を下り、駐車場の山頂広場に無事下山した。 15時05分、宿へ向け出発した。県道27号線の寒霞渓スカイラインを下り、本日のお宿、国民宿舎小豆島に15時40分到着した。小高い丘の上に建ち、夕日が綺麗だった。
◆2日目:昨日は夕日、今朝は朝日が綺麗に昇ってくるところが見れて、夕日と朝日の両方を見る事が出来た。7時に朝食を頂き、少々早いが8時に玄関集合。 玄関先で集合写真を撮り、池田港からフェリーが出港するのを見送り出発した。寒霞渓のロープウェイ乗り場へ行く前に近くの観光地「道の駅小豆島オリーブ公園」に立ち寄った。 瀬戸内海を見下ろす小高い丘にあるオリーブ公園は白いギリシャ風車や、イングリッシュガーデンに囲まれた「魔女の宅急便」のロケセット等がある。コマーシャル同様、ギリシャ風車の前でほうきに乗って空中散歩?を済ませて、ロープウェイ乗り場の「こううん駅」に9時15分到着。 今日の行程はロープウェイで昨日の登山口である、山頂広場まで登り、昨日の続きのコースとして寒霞渓の表十二景の登山道をK〜@の順に奇岩、景観を楽しみながら下り、2日間掛けて、寒霞渓から星ヶ城山を満喫する計画とした。 登山準備をしていると、マイクロバスから3歳児らしき可愛い保育園児が降りてきた。ロープウェイに乗るのかと思いきや、先生に手を引かれ、登山道の方へ歩いて行く、歩いて登るのかな?我々は、最小必要限の装備を整え、9時36分発のロープウェイに乗り、窓から空中散歩、寒霞渓の奇岩と紅葉を楽しみ、5分で山頂駅に到着。
山頂駅周辺の展望台から写真を撮り出発する。まずは四望頂(シボウチョウ)まで展望コースとなっている、少し下った所の鷹取展望台から瀬戸内海と四方指(シホウザシ)方面がよく見える。更に下って行くと表十二景の入口附近12番目「四望頂(シボウチョウ)」に着く。 ここでは、真っ赤に色付いた紅葉が出迎えてくれた。少し車道を歩き、表十二景コースの入口直ぐに見えた、 今にも落ちてきそうな岩は、神主のかぶる冠のようなI烏帽子岩(エボシイワ)、奇岩の始まりだ。 登山道は可成りの急坂なジグザグ道、下り始めると下の方から賑やかな声が聞こえて来たと思ったら、こううん駅で見た保育園児が元気よく上がって来たではないか、ハイタッチをしながら元気にすれ違った。 次に、ハスの葉の葉脈を裏から見たようなH荷葉岳(カヨウガク)らしいが、前の樹でよくわからなかった。更に、雲の祭壇のようなG層雲檀(ソウウンダン) 登山道の横にスケッチブックのような大きな安山岩のF画帖石(ガチョウセキ)。それぞれに案内板があり、矢印の方向を見上げると、竹の子がそそり立つE玉筍峰(ギョクジュンボウ) そしてD蟾蜍巌(センジョガン)はひきがえるがこちらを見ているような岩、最後に振り替えれば、巨大な屏風を立てたような形の岩と、紅葉でその名の通りB錦屏風(キンビョウブ) その横にある東屋がA紅雲亭(コウウンテイ)、ロープウェイの山麓駅名となっている。 予定の行程を終えて11時22分無事下山した。帰りの船は13時15分福田港発、着替えを済ませ11時35分福田港に向け出発。12時20分福田港に到着。途中で昼食も考えたが、時間的に厳しいと思い、途中のコンビニで各自昼食を調達した。出船迄時間がある。幸い待合室横のテラスにテーブルとイスがあり、青空の下購入した昼食をゆっくりと頂いた。 予定通り13時15分出港、船旅もなかなか良いもんだな〜とボックス席を陣取って、おしゃべりをしたり、仮眠をしたりで、姫路港に14時55分着。来た道を戻り「淡河PA」でトイレ休憩、17時10分何とか明るい内に亀岡へ着き、解散としました。 2日間とも最高の天気に恵まれ、気持の良い秋山合宿となりました。お疲れ様でした。
<<コースタイム>> 1日目:山頂駅三笠広場12:20→三笠山12:37→星ヶ城神社13:05→東峰阿豆枳島神社13:27→13:30星ヶ城山東峰山頂13:55→西峰阿豆枳島神社(山頂)14:10→三笠山14:40→山頂駅三笠広場14:53 2日目:こううん駅9:36→山頂駅三笠広場9:57→鷹取展望台10:15→四望頂→10:24→こううん駅(紅雲亭)11:22
記:上原