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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


3月例会報告 2025年(令和7年)3月9日(日) 天候:快晴

胎金寺山(423m)と埴生城跡
 

参加者  L:西澤、梅井、川村、上原、湯浅、大伴、名倉
岡本、小澤、吉田、守山、藤井、青山(13名)


 寒くて雨が降る日が続いていたのに、当日は久しぶりの快晴に恵まれ、早春の山歩きが朝から楽しみだった。

 9時に亀岡駅北口に11名が集合し、3台の車で園部へ向かい、埴生郵便局近くで2名が合流した。2月は天気が悪かった為に久しぶりの山歩きとなり、13名という多くの仲間が参加して、賑やかな山行となった。


 9時40分に、園部町竹井の摩氣神社へ到着。許可をいただいた駐車場へ車を停めさせていただく。
 
 摩氣神社は、1079年白河天皇が御幸し、社殿一円修造の上「船井第一摩氣神社」の勅額を賜ったと伝えられる由緒ある大変に立派な神社で、水戸黄門などの時代劇のロケ地にも度々使われたそうだ。


 9時40分に、身支度を整え神社へお参りし出発した。
 
 摩氣神社の後ろには、神社の茅葺屋根の修理に使うための広い茅場があり、そのわきの林道を登ってゆく。

 林道は山仕事のためのトラックや重機が通るらしく、ドロドロにぬかるんでおり、転んだら一大事!轍の後を選んで慎重に歩いていく。
 
 20分ほどで山道に入り、一同ほっとした。程なく、登山道脇に「口の天狗杉」と呼ばれる天然杉の大木が現れる。いかにも天狗様が現れそうな立派な枝ぶりだ。


 この谷を少し登ると、さらに大きな天狗杉があるのだそうだ。
 私たちは、杉林の中をジグザグに登っていく。やがて尾根に飛び出すと、辺りは自然林に変わり、日も差して気持ちの良い山歩きとなる。
 
 11時10分に、小さな社がある山頂に到着。

 三角点を見つけて全員で記念撮影の後、日当たりの良い斜面に座り、お弁当タイムとする。
 
 眺望が良く、亀岡方面からの通ってきた道路やふもとの集落、半国山と深山もよく見える。

 
 暖かな陽だまりにいつまでも座っていたいところだが、12時に下山を開始する。

 全員足取りも軽く、一気に口の天狗杉まで下りてきたので、休憩を兼ねて銘木天狗杉とともに、記念撮影を行う。
 ぬかるんだ林道も全員無事に通過し、13時に摩氣神社駐車場へ戻った。


 その後もう一か所、園部町埴生にある「埴生城跡」を訪ねた。
 
 13:40分に、駐車場へ車を停め、動物除けの柵を開けて川を渡ると説明の看板がある。
 
 築城年代はわからないが、野々口左衛門尉親永によって築かれたと伝えられている。
 
 杉が植林された土塁跡を通って、地元の方々によって整備された山道を登ると20分ほどで明るい城跡へ着いた。
 
 さらに奥には狼煙台や堀切があるが、私には知識が無く遠い戦国時代にまでは想像力が及ばない。

 記念撮影を済ませて駐車場に戻り、14時30分に解散した。皆様、お疲れさまでした。

<<コースタイム>>
摩氣神社駐車場9:40→口の天狗杉10:30→山頂11:10(昼食)→下山開始12:00→摩氣神社駐車場13:00→埴生城址駐車場13:40→城跡14:00→駐車場14:30

記:西澤