湖南アルプス 堂山(384m)
参加者 L:上原、梅井、川村、岡本
11月9日に計画の例会が雨で中止となった為、日程を12日に変更、個人山行として行く事にして参加者各位に連絡した。最終的に参加者は4人となった。亀岡を7時30分出発、篠ICから京都縦貫道に入り、京滋バイパスを行くと宇治トンネル手前で渋滞に遭遇、平日の朝はいつもの事のようです。渋滞を抜け石山ICで高速を降り、瀬田川沿いを南下、南郷洗堰から新名神の工事現場の下を通り、登山口の駐車場に8時50分到着。
連日クマ出没のニュースが報道され、少々心配して来たが、平日にもかかわらず、車を止める場所が無い程多くの方々が来られていた。我々の予想通り、ここは少し安全な山かも知れないと一安心した。(熊注意の看板は一切なかった)
登山準備を済ませ、堂山登山口から登山開始、いきなり飛び石の渡渉から始まる。前日(9日)の雨で川の水はやや増水しているのか、結構流れている。 飛び石の上を慎重に渡り少し行くと立派な「迎不動堰堤(新オランダ堰堤)」がある。湖南アルプスは花崗岩の独特の景観を呈する山が連なり、風化した奇岩を多く見る事が出来る。その砂が流れ出るので砂防堰堤が多く築かれている。 暫く沢沿いの急坂の登山道を登ると、途中幾つもの滝の横を通り、渡渉を繰り返すと「鎧堰堤」に着く。 鎧ダムとなり上部は広い砂州となっている。 地図上ではダム湖の水の中を進んでいるようだ! ながらかな登山道を暫く進むと、今は新名神工事中の為通行止めとなっている登山道の分岐に出合う。 この辺りから、核心部に入り、次々と奇岩が現われてくる。 展望の良い尾根道、少し霞んでいるが琵琶湖が良く見え、正面には三上山が見えている。 花崗岩の滑り易い岩場のアップダウンの繰り返しが続く。前方は堂山ピークか?と思い登ってみると「堂山 PEAK2」の標識、再び一旦下り最後の登り返しの岩場が待っていた。 最後の岩場にはロープが張られ、一歩一歩も高くきついが楽しい岩登りとなり、登り切った所が堂山山頂であった。 山頂からは、大津市内比叡山から比良山系と眺望を楽しみ、恒例の記念撮影を済ませ、少々早いが昼食とした。
11時20分下山開始、こちらの登山道も山頂直下は岩場の急斜面で、慎重に下る。岩場の急斜面を過ぎると花崗岩の風化した急坂が続くが比較的歩き易い登山道が続く。 30分あまり下った所に一つ目の堰堤があり一休みとした。その堰堤は人の顔のように目があり、口から水が流れていた。その傍に今日初めて咲いている(リンドウ)花を見つけた。
その堰堤から直ぐ下に二つ目の立派な石積の堰堤があった。この辺りシダが目立つ沢沿いの登山道、渡渉を繰り返し下って行くと最初に渡った天神川に出る。 水量は多かったが、渡渉箇所に石積みがしてあり大助かり、大変渡りやすかった。
川を渡った所が「天神川ダム堂山登山口」自動車道(林道)に出る、車を止めてある所まで緩やかな登り坂の自動車道、結構くたびれる。アスファルト道を25分程歩くとトイレも有る「迎不動」に到着、無事下山のお礼参りを済ませ、終了となりました。お疲れ様でした。
<<コースタイム>> 堂山登山口(迎不動)9:00→新オランダ堰堤9:06→鎧堰堤9:35→分岐10:15→堂山PEAK210:35→10:45堂山(昼食)11:20→堰堤11:55→林道出合12:22→迎不動12:45
記:上原