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亀岡山岳会(KAC) 
夏 山 合 宿 報 告


8月例会(夏山合宿)報告 平成24年8月2日〜5日   天候:晴れ(4日間とも)

鳥海山(2236m)・月山(1980m)
 

L:上原、井木、川村、名倉、川勝、湯浅、礒松、小沢、山中


 今年の夏山合宿は、東北の名峰「鳥海山」と「月山」の2座登頂を目指した。
2座を選択した時点で、現地(東北)までの交通手段を「飛行機」「列車」「フェリー」等を考え検討した結果、「飛行機」「列車」を利用した場合でも、前後1日の移動日が必要、更に現地の移動には絶対に車が必要となる事も考え合わせ、「フェリー」を利用する事とした。
月曜日出発なら、「敦賀」から「秋田」までのフェリー便があるが、その他の曜日は「新潟」からの乗船となる。(新潟港 23:30 出港 → 秋田港 5:50 入港)

 
1日目:亀岡を朝9時、2台の車で出発、途中湯浅氏と合流、京都南ICから名神高速道路、北陸自動車道を一路「新潟港」を目指した。各車運転時間は最大でも2時間まで(1時間半を目標に)。停車するSA、PAを申し合わせてドライバーチェンジ、休憩を取りながら、安全第一で1日目の目的地「新潟港」に向った。午後6時15分無事「新潟港」に到着、港の様子を確認後、出港まで時間があるので、ガソリンを満タンにして、スタンドで食事処を聞いて夕食とした。夕食後は港に戻り、乗船手続きを済ませ、待合室で乗船まで待つ事となった。乗船時間が近づくにつれ、団体(ツアー)客が次々と・・・待合室が一杯になってきた。予定通り22:30乗船決められた部屋の2段ベッドに荷物を置いて落ち着き、早速ベッドに潜り込む。以外と快適(程よい疲れと、時刻が遅い事もあり)で、「出港したのもわからなかった」と言う人も居たほどで、明日の「鳥海山」を夢見て「秋田港」へ静かに出港しました。


2日目:予定通り、AM5:50「秋田港」へ入港。全員が2台の車に分乗しての下船、早速「鳥海山」の登山口となる「鉾立ビジターセンター」をナビにセットして出発。途中コンビニで朝食と昼食、行動食等々を調達して鉾立の登山口へ向った。ほぼ予定していた通り、「鉾立ビジターセンター」に8時過ぎに駐車場に到着、快晴の空の下、日本海を眼下に眺めながら、今日は「楽しい山行になるな〜」とワクワクしながら、登山靴を履き準備を整え8時25分登山開始。
本日の山行のコースタイム(山と高原地図)は、登り5時間、下り4時間と休憩無しで9時間、登山口の鉾立の標高が1160m、山頂の新山が2236mと標高差約1100m、全体の行程は鳥海湖のある御浜まで4km、御浜から山頂まで4km、合計約8kmとかなりの長丁場。
登り始めて直ぐに森林限界を越え、夏の太陽が容赦なく照りつけ、厳しい歩きが始まった。登山道は良く整備され、割栗石を敷きつめた歩道が賽ノ河原まで続く。チシマザサと草地の交錯する石畳の単調な登りが続き、御浜神社(小屋)に10:20到着。小屋の前を通り過ぎ稜線に出ると、ニッコウキスゲなど高山植物の群落が素晴らしく、雄大な山岳景観に鳥海湖としばし時を忘れ景観を楽しみ、休憩とした。
 
御浜からは扇子森、御田ヶ原とお花畑が広がり、青い空と花を愛でながら疲れを忘れて進む。正面に新山を望みながら下って鞍部に、ここから、ややきつい登り、八丁坂が始まる。周囲にはチョウカイアザミが花の穂を垂れ下げ、お花畑はここまで、七五三掛(シメカケ)に11:20着く。ここは千蛇谷コースと外輪山コースの分岐点であるが、千蛇谷コースを選択した。
千蛇谷は残雪が多く、雪渓が残っている。登山道は雪渓を横切り千蛇谷を右手に見ながら高度を上げて行く。これからがきつい登り、途中休み休み、水分補給をしっかり摂取しながら、外輪の内壁、氷河のような大雪渓、左手には新山の岩峰、迫力ある風景の中を登り、新山からの巨岩の押し出しを横切り、頂上御室に13:00到着。途中かなり水分補給をしてきたので、1.5Lの水も残り少なくなり、大物忌神社でお茶を購入(かなり無愛想な応対に気分を害した)した。
鳥海山の最高峰、新山頂上を目指しザックを岩陰にデポして、神社の横から急な岩礫地を登り、岩間の切り通しを抜けて山頂にほぼ予定の時刻13:30到着。山頂は非常に狭く数人が立つのにやっとのスペースしかないところに別のパーティー(団体)とかち合い、ゆっくり山頂での景色を楽しむ事が出来ず、残念であったが、何とか記念撮影を済ませて、下山する事とした。

下山は、登ってきた道を引き返しのピストン、登りは楽しく登ったお花畑も、登り返しがあったりで、ひたすらの下山となった。嬉しかったのは、ペットボトルが空っぽになり、水が欲しくてたまらない時に、雪渓から流れ出る冷たい水があり、その水をペットボトルに詰めて飲んだときの美味しかった事、もう最高!!生き返りました。(自然の恵みに感謝)
もう少しで登山口の鉾立と言うところ、奈曽渓谷展望台で最後の休憩、傾いた太陽が鳥海山を照らし輝いていた。駐車している鉾立登山口にpm6:00下山。本日のお宿「太平山荘」まで10分、早速お風呂で汗を流し、湯上りに生ビールで乾杯、至福のひとときであった。


3日目:少しでも早く出発できるように、朝食前に荷物を車に積み込み、朝食を済ませ7:25出発、途中コンビニで昼食、行動食を調達して、月山八合目を目指した。
月山八合目に9:30到着、駐車場は既に満車状態、人気(信仰)の山であることがうかがえる。我々はかなり手前の駐車場に車を止めて登山準備、10:00登山開始。
歩き始めて直ぐ大小いくつもの地塘がある高層湿原の弥陀ヶ原、これから登る月山は湿原の向こうにゆったりと大きい、木道が終わると石ゴロのゆるい登りとなる。途中から5人と4人のパーティーに別れて登る事になった。チシマザサに囲まれた単調な登り、途中残雪を見ながら頂上への中間点、仏生池小屋に11:40到着。

ガイドブックには「北の方向に鳥海山が優しく美しい」とあるが今日の天気は良いのですが、残念ながら望遠がきかず霞んで見えない。あまりきつい傾斜の登りはなく左側が開けた尾根道を淡々と登って山頂の月山神社に12:45到着、早速月山神社本宮に参拝、「登拝認定証」とお守りを授かった。
神社境内は撮影禁止のため、出口で記念撮影を済ませ、昼食を神泉池周辺のお花畑で、とも考えたが別れた4人組の事も気になり、昼食場所を探しながら下山する事とした。すると間もなく別れた4人が登ってくるところに出合い、山頂の模様など連絡して、再び別かれての行動となった。風が吹き抜ける気持ちの良い場所を見つけ昼食とした。
今回山行の2座とも石の敷かれた道が多く、最初はなかなか慣れずに苦労したが、帰る頃にはだんだん慣れて軽快に歩けるようになり、3時半に無事下山した。
レストハウスで氷を食べながら4人組を待ち、無事下山した4人組と合流、予定よりちょっと遅くなったが4時半今夜の宿へ向った。宿泊場所は最終日の走行距離短縮と、日曜日の渋滞を避けて早く帰れるようにと考え新潟県へ入って直ぐの胎内市(村上市で探したが一杯のため)まで足を伸ばした為、宿の到着が7時15分と遅くなった。

4日目:7時50分出発、往路と同じ様に、停まるSA、PAを申し合わせドライバーチェンジ、休憩を取りながら、一路亀岡へ向った。特に大きな渋滞にも遭わず亀岡に無事5時半到着しました。4日間とも素晴らしい天気に恵まれ、事故もなく最高に楽しい山行でした。
参加者の皆様長旅お疲れさまでした。       記:上原

「鳥海山」と「月山」で出会った花の一部をご紹介します。
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