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亀岡山岳会(KAC) 
例 会 報 告


7月例会(夏山合宿)報告 平成28年7月19日〜21日 天候:晴れ

夏山合宿(仙丈ヶ岳3033m・入笠山 1955m)
 

L:上原、梅井、川村、石橋、岡本、青山、守山、吉田、小沢、山中、西澤


 「私の好みで、日本アルプスで好きな山は北では鹿島槍、南では仙丈である。何よりその姿がよい。単純なピラミッドでもなければ鈍重な容量でもない。その姿に軽薄や遅鈍のないところが好きなのである。・・・」深田久弥「日本百名山」の書き出しで始まる「南アルプスの女王」と呼ばれている「仙丈ヶ岳」へ。

 7月初旬、数十年に一度あるか?ないか?の豪雨が続き、各地に被害が出た、保津川も連日警戒水位を超え、一部地域に避難指示が出るほどであった。その雨がやむと一転、今年の梅雨明けは早く、連日猛暑日が続いた。
 幸い、お天気の心配はなかったが、暑さが心配の猛暑の中、19日午前6時30分亀岡を出発、「篠IC」から高速に入り、途中休憩とドライバーの交代をしながら、京都縦貫→京滋バイパス→名神→中央自動車道→「伊那IC」で降り、途中のコンビニで昼食と行動食を調達、高原バス乗り場の「仙流荘」に予定通り着いたが、ここも暑い。
 1日目:仙流荘→(高原バス)→北沢峠→薮沢→馬の背ヒュッテ(泊)
 2日目:馬の背ヒュッテ→仙丈小屋→仙丈ヶ岳→小仙丈ヶ岳→五合目(大滝ノ頭)→
     北沢峠→(高原バス)→仙流荘→(車)→マナスル山荘(入笠山)(泊)
 3日目:マナスル山荘→入笠山→入笠湿原→大河原湿原→温泉に立ち寄り→亀岡へ
の予定で、まずは仙流荘から12:10発の高原バスに乗車した。

 
 北沢峠までの間、運転手さんから山野草(高山植物)の咲いている花を見つけては、徐行して名前の紹介や、鋸岳の伝説や丁寧な案内で、退屈することなく13:05北沢峠に到着した。

標高2032mの北沢峠はやはり涼しいが、いつもの年と比べると今年は暑いように思われる。到着の直前に運転手さんから、薮沢は先日来の豪雨で通行止めになっている事を聞かされたので、予定のルートを変更して、尾根筋を登り五合目(大滝ノ頭)の分岐から馬の背ヒュッテを目指すことにした。

13:18A班とB班に別れて出発、高山らしいシラビソの森の香りがする登山道を進むと、いきなり木の根がむき出しの歩きにくい山道、しかもかなりの急登が続く、一合目13:38(小休止)、二合目14:03(通過)、三合目14:35(小休止)、四合目14:57(小休止)、五合目(大滝ノ頭)に15:25A班とB班が合流する。(コースタイムはB班)

 五合目の分岐からは「馬の背ヒュッテ」に向けて、右の道へ入った。五合目までは尾根道だったが、ここからはちょっと景色が変わり沢道も出てくる、薮沢小屋の手前の沢に小さな雪渓が残っている、滑らないように慎重に通過した。

16:05薮沢小屋を通過、16:22薮沢からのルートとの出合いに到着、薮沢の方向に、白いピラミッドの「甲斐駒ケ岳」の雄姿が望めた。

少し遅くなったが16:40馬の背ヒュッテに到着。
 ★2日目:早朝、小屋の横でご来光を見る事が出来るところがあり、甲斐駒ケ岳の横から登る真っ赤なご来光を拝むことが出来た。

 朝食は5:30から頂き、出発準備を整え、6:08小屋の前で記念撮影を済ませて、いざ仙丈ヶ岳を目指して出発した。

 30分ほど登ったら大きな薮沢カールと、姿を見せた「仙丈ヶ岳」の山頂と、その下に立つ仙丈小屋が快晴の青空に広がって、目に飛び込んでくる、雄大な景色に思わずシャッターを切る。

カールには、高山植物が咲き乱れているとガイドブックなどには紹介されていたが、時期が悪かったのか、今年は?なのか、期待していた程ではなく、ちょっと少なかったように思う。しかし、仙丈小屋の周辺にはいろんな花が咲き楽しませてくれる。
 
 仙丈小屋に7:20到着、仙丈小屋には、昨夜泊まったと思われる地元の中学生か、ブルーのジャージーを着た若者がガイドさんから出発前の注意事項を受けていた。


 

 
 小屋のトイレを利用したりと、ゆっくり休憩をとり7:30出発、ここから稜線へ一気な登りがあるが、山頂が見えているので、元気が出る。8:10山稜が緩やかに延びている「仙丈ヶ岳」山頂に到着。



標高3033mからの大パノラマ、標高日本第2位の「北岳」とその稜線の向こうに第3位の「間ノ岳」さらに「塩見岳」が見える、振り返ると「甲斐駒ケ岳」の雄姿が見えた。今日の天気は良いのだが、遠景が霞んで北アルプスの槍穂高や富士山がはっきり見る事が出来なかったのが、少々残念であった。頂上の景色を堪能して8:25「小仙丈ヶ岳」に向け下山を開始した。

「小仙丈ヶ岳」までは見晴らしの良い小仙丈尾根の稜線を下って行く、正面に「甲斐駒ケ岳」右手に小仙丈カールと景色の良い楽しい下りが長く続いている。9:05八合目を通過、9:35「小仙丈ヶ岳」に到着した。

ガイドブックに出ている代表的なカールが目の前に「小仙丈カール」は本当に美しいカールである。ここでも「甲斐駒ケ岳」をバックに記念撮影を済ませ、9:50出発した。

皆さん、徐々に疲れが出て来たか、コースタイム通り行かなくなって来た。六合目10:20、五合目(大滝ノ頭)に10:50到着した。
 
北沢峠発13:10の高原バスに乗る予定、ここからが頑張りどころ。四合目11:15、三合目11:30、二合目12:10、一合目12:30、予想通り12:50北沢峠に無事下山、バスの発車時刻まで、ゆっくりする事が出来た。
 13:10発の高原バスは、超満員で補助席も全て座っての発車となったが、程よい疲れで眠気には勝てず、うつらうつらと気持ち良く仙流荘までの乗車となった。
 仙流荘から、本日の宿泊地「入笠山」のマナスル山荘まで、車で移動、ナビをセットして、国道152号を北上、途中から県道211号を北上ナビの指示通り車を走らせていくと、途中から舗装道路ではなく地道となり道幅も狭くどんどんと山の中へ入っていく、だんだん不安になり、引き返そうか?と思うほどであったが、ナビを信じて進んで行くと三差路で舗装道路と出合い一安心、右折して道が間違っていないことを確信、安心して「入笠山」へと車を走らせて行くと、道の両側に素晴らしい新緑のカラマツ林がずうっと続く気持ちの良いドライブとなり、マナスル山荘に無事到着した。

★3日目の入笠山はこちらをご覧ください。

記:上原