登山道整備 明智越え(420m)(第2回目)
参加者 L:岡本、梅井、川村、名倉、上原、石橋、守山 愛宕研究会:大ヶ谷(7名+1名)
本年6月には、清掃登山を行い、前例会(11月24日)には登山道整備の調査登山を実施し、今回はこれらに続き本格的な伐採作業と標識案内板の取付作業を行いました。 本日は朝から時雨が降り、降水確率は20%。七日には二十四節気「大雪」を過ぎ、師走に入ってからは寒い日が続く中、時折り青空も見えましたが、終日曇よりとした日になりました。午前8時に集合するJR亀岡駅北口付近には、今日開催される「第5回京都亀岡ハーフマラソン」の影響で、バスが何台も停車し、駐車予定の保津大橋北詰下の駐車場は満杯になっていく状況で、入口あたりでは、スタッフがチェックしている予想から、今回一緒に作業をして貰う大ヶ谷さん宅の、保津川畔側へ移動しました。 ここで準備のチェーンソーや背負子、ロープなどの作業道具類や、案内標識板や針金、ペンチなどの材料を積み込み「簾戸口(すどぐち)」登山口下の駐車場所へ移動しました。
ここでは揃々に持ち物を分担し、伐採担当(川村、名倉、岡本、大ヶ谷)4名と、標識取付作業担当(梅井、上原、石橋、守山)4名に班編成、8時30分頃から登山を開始しました。
間も無く、保津町自治会設置の案内板「帯解け石」のある当りから伐採班はチェーンソーによる倒木の切断作業を始め、取付班とは別行動となりました。 ――― 以下、伐採班担当 ――― 登山道で跨いだり、屈んだり通行の妨げとなっている多くの倒木、大木をチェーンソーにて細切れに切断を繰り返し、切り株を道脇に運ぶのは大変な重労働でした。ふぅ〜ふぅ言いながら記録写真を撮りながら活動しました。 倒木が完全に登山道を塞いでいます。(Before) 大変な量の倒木、一本一本切っていくしかない。 見事、通れるようになった。(After) 中でも、登山道が深く掘り下がり、道に被り危険な状態になっている「松」の大木の切断には可成りの時間を要しました。 苦戦しつつも巨大な切り株は休息を取れる腰掛け用に配置したり、作業を続行し、丁度昼の12時頃には取付班と連絡を取りながら、別々に分かれて昼食休憩としました。 ――― 以下、取付班担当 ――― 一方、取付班は崩落の激しい登山道へのルートを閉鎖して、本来の(国土地理院の地図に記載の山道)安全な登山道へ迂回するように案内標識板を設置する活動をしました。 しかし、取付班も、ノコギリで切れる程度の倒木は撤去して行こう!!と言う事で、同時に活動しました。 倒木が登山道に(Before) すっきり切断、撤去しました。(After)
亀岡側の分岐には既に設置されている案内板の、右下「保津峡」方面のルートが崩落しているので、「この先危険ケ所あり」に、左上「鉄塔」表示を「明智越え(保津峡)」の案内板を上から貼り付け、安全な迂回ルートへ誘導するようにした。 「神明峠」と「明智越え」の分岐点2箇所にはルート、行先がわかる案内標識板を設置しました。 更に保津峡側からの分岐には、左下方面のルートが崩落しているので、亀岡側と同様ロープで閉鎖して、右上の迂回ルートへ誘導するように案内標識板を設置しました。 其の後、作業を終えた伐採班と取付班が合流し、休息の後、下山となりました。 途中、時雨で濡れた落葉の上は滑り易く、足元に気を付けながら進み、一部の急坂場所では、ロープを取り付け危険防止を施す作業も行いました。 登山口へは13時20分全員無事怪我も無く下山し駐車場所にて解散しました。 「明智越え」はJR保津峡駅まで続く約8kmの道、昨年4月には「京都新聞」でも大きく紹介されました。来春早々から始まる、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の放送予定があるところから、登山者、ハイカーに加えて、歴史愛好家も多くなると思います。歩き易くなった「明智越え」で楽しんで貰えることを期待しています。 ★第1回登山道整備の報告はこちらをご覧ください。
記:岡本